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【米国はこう見ている】田中将大が“特別調整”で開幕へ 他投手よりも間隔を空けてブルペン入り
「彼がより慣れているペースで仕上げてもらう」と投手コーチ
ヤンキースの田中将大投手が“特別調整”で開幕に向けてキャンプを過ごしていることを、地元紙「ニューヨーク・デイリーニューズ」が報じている。
フロリダ州タンパでスプリングキャンプ中の田中は26日(日本時間27日)、ブルペンで40球を投げた。ジョー・ジラルディ監督とともに田中の投球を見守ったラリー・ロスチャイルド投手コーチは「いいボールを投げていた。腕もよく振れていた」と目を細めたという。
記事によると、ヤンキースのほとんどの投手は2、3日に一度、ブルペンに入っているが、田中の最後の投球練習は4日前(22日)。同僚よりもブルペンの感覚が空いている。
「彼がより慣れているペースで仕上げてもらおうということになった。今のところ3日か4日の間隔にして、あまり球数を増やさないために少し違ったスケジュールとなっている。彼はしっかりと仕上がっているし、スタミナも上がっている」
ロスチャイルド投手コーチは田中のために“特別シフト”を組んでいることを明かした。調整法を他の投手と変えている理由については語っていないが、球団側が右腕の健康状態に細心の注意を払っていることは間違いないようだ。
田中の健康状態がヤンキース浮沈の鍵を握る
記事では、昨年7月に田中が故障者リスト入りするきっかけとなった右肘靭帯部分断裂について言及。当時、ヤンキースは保存治療を選択し、右腕は2か月半のリハビリを経て昨季終盤戦の2試合で先発復帰を果たしている。
だが、ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは田中がいずれかの段階で自分の腱を移植するトミー・ジョン手術での完治が必要となる可能性にも触れている。その場合は全治に1年から1年半が必要となる。現時点では、地元メディアの注目も田中の肘の状態に集中している。
田中は昨年、13勝5敗、防御率2.77とルーキーながらもチームの勝ち頭となった。故障者が相次いだヤンキースの先発投手陣で唯一、1年間ローテーションを守り抜いた黒田博樹投手は古巣広島に復帰。例年の大型補強を見送ったヤンキースにとって、田中の健康状態が浮沈の鍵を握ることになる。
先発投手陣の故障再発防止へ先発6人制も検討中、「キャンプでは5日か6日おきに投げる」と投手コーチ
ヤンキースは、田中のみならず、CC・サバシア、マイケル・ピネダら先発投手陣の故障再発も防ぐ必要がある。…ロスチャイルド氏は4月17日から5月17日までの31日間で30試合という開幕直後の過密日程を乗り切るために、先発ローテーションを通常の5人から6人に一枠増やす計画があることをすでに明かしている。
「我々はスケジュールとシナリオに目を向けている。スプリングトレーニングでどうチームが仕上がるのか、選手の体調についても注視し続ける。彼らはスプリングキャンプで5日か6日おきに投げることになるだろう。どれぐらいエクストラの時間が必要なのか注目する。最後までどうすべきか考えるつもりだ」
ロスチャイルド投手コーチは改めてこう語っている。3年ぶりのプレーオフ進出を目指すピンストライプの名門は、その行方を大きく左右するエース田中の肘の状態をはじめ、先発投手陣の故障再発防止に神経を尖らせている。