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この柄見たことあるかも? カラフルポップなバッグの正体は
蒲田にフラッグシップショップを構える「蝉 semi」は、鮮やかでポップなバッグを製作販売しています。デパートの垂れ幕などの耐久性の高い素材をリサイクルしてつくるバッグの数かず。その誕生秘話を、ブランド創設メンバーの石川大輔さんと鹿毛雄一郎さんに伺いました。
丈夫なのに、捨てられてしまう
現在、石川さんは、大学院でデザインの研究中に知りあった鹿毛さんと一緒に活動中。あるときイベントの屋外宣伝に使われていたフラッグでバッグをつくったのが「蝉 semi」プロジェクトのはじまりだとか。そのバッグが好評だったため、ブランドを立ちあげ、製作をつづけることに。
作業中の石川さん
「どんなにデザイン性の高い広告でも、掲示が終わったらゴミとして処分されます。広告は丈夫な素材を使っているのに、短い寿命なのです。だから、グラフィックやデザインの美しさを生地として生かし、バッグにすることで広告を再生させることを思いつきました」と石川さん。大学卒業後に「吉田カバン」で働いていた経験が、現在に役立っているそうです。
「モッタイナイ」精神が追い風
伊勢丹の広告を使ったピンクの地色にアルファベットが美しいシリーズ(Zip Pouch Large 8100円、Square Briefcase 25920円、Basic Tote Small 9720円)は伊勢丹のポップアップショップでも販売して大好評に。
「この取り組みに賛同して、素材を提供してくれる企業や団体との関係が大事です。いままでは捨てていた物を生かすように、社会全体の考え方がシフトしています」と石川さん。日本の「モッタイナイ」の精神が、最近になって海外から逆輸入されてきたのも「蝉 semi」への追い風になっているといいます。
お客さんには素材を見ながら選んでほしい
さまざまなイベントに出店をしていた「蝉 semi」ですが、お客さんに素材を見ながら商品を選んでもらいたいと、フラッグシップショップをオープン。「これから蒲田という街とも時間をかけて関わっていきたい。今後はイベントを企画しようと思います」。
Flap Clutch 13inch 10800円、Pocket Pouch Small 4860円、Pocket Pouch Middle 5400円、Pocket Pouch Large 5940円、Flap Pouch Small 5940円、Origami Card Case 5180円
一見、主張の強いように思えるバッグですが、持ってみると落ち着いた雰囲気。…