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なんでこんなに痛いの!?生理痛を引き起こす5つの原因とは
20代になってから生理痛がつらくなった、薬が手放せないという方も多いのではないでしょうか。それは、18才~20才頃に女性の身体はいったん変化するから。でも、薬を飲むほどの生理痛は良い状態とは言えないかもしれません。もしかすると、病気にかかっている可能性も……。今回は、なぜ生理痛が起きるのかまとめてみました。
■生理痛の原因について
(1)プロスタグランジンの過剰分泌
毎月妊娠に備えて赤ちゃんのベッドとなる子宮内膜を作ります。しかし、妊娠しなかった場合は、外に排出させるためこれにより生理が起きます。
その不要になった子宮内膜を排出するときにプロスタグランジンというホルモンが分泌されます。このホルモンが何らかの原因で多くなりすぎると必要以上に子宮が収縮してしまい生理痛をひどくさせてしまうのです。また、プロスタグランジンには痛みを強める作用もあるので、頭痛や腰痛、吐き気の原因にもなります。
(2)子宮の発達が未発達
10代~20代の若い女性や、出産経験のない女性に多い原因です。子宮の入り口が狭く硬い状態になっていて、血液をスムーズに出すことができず、より強く子宮を収縮させるため痛みが起こります。子宮が成熟すれば自然と治まります。
(3)骨盤内の冷え
長時間同じ姿勢や身体の冷えが原因で血液循環が悪くなると、骨盤内の血液循環も鈍くなり痛みが発生します。生理中こそ、入浴などでしっかりと身体を温めることが大切です。
(4)生理痛に対する嫌悪感
生理痛がきつい人ほど、生理に対するマイナスイメージ(痛い、つらいなどの嫌悪感)を持ちやすくなるのですが、このイメージを持つことがさらに生理痛をひどくさせてしまうという報告があります。生理を起こすには脳からの指令も関わっているので、頭の中で自分がどう生理を捉えているかということが生理痛とも関係してくるのです。
(5)病気による痛み
病気のために生理痛が起きている可能性もあります。20代で子宮内膜症や子宮筋腫、卵巣のう腫などの婦人科系の病気になる女性も増えています。自覚がない場合も多いため、定期的な健診が大切です。
生理痛は一生付き合っていくものと思っている女性も多いですが、生活習慣次第でそのわずらわしさから解放されます。まずは生活習慣を見直して、生理をポジティブに捉えてみませんか。
(烏山ますみ)