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はっきり言ってウザい。SNSに見る上司的な上目線コメント
Facebookのコメントを見ていると、40代以降(どちらかというと40代後半以降のナイスミドル世代)の殿方に目立つ、「ある態度」が気になります。
なにかというと「上司的な上目線コメント」です。
例えば、誰かが「禁煙、3日目で失敗(泣)」というような投稿をしたとします。禁煙の辛さを知る同志、または喫煙経験がなくとも思いやりに溢れた人たちは「また始めればいいですよ、ファイト!」とか「禁煙って辛いですよね~。ボクも三度目の正直をやっていますので、ともに頑張りましょう」など励ましのコメントを書いてくれます。
が、ナイスミドル世代は結構手厳しいコメントを残すことが多いのです。例えば……。
「喫煙は百害あって一利なしですよ」(そんなの重々わかっているから禁煙にトライしているのに)
「いわゆる三日坊主ですね笑」(なぜ傷口に塩をすり込むか)
「以前も確か禁煙に失敗してましたよね。何度も繰り返すのは、本気でやめようと思っていないからでは?」(削除していいですかレベル)
また、先日見たFacebookのやりとりではこんなことが……。
「レジを並ばずに横入りしている集団がいて、何事かと思っていたら、その団体は外国人だった」と誰かが投稿したら(この投稿もナイスミドル世代)、その投稿へのコメントに「これだから○○人は嫌いだ」「意識が低いから困ったものだ」など、外国人に対する非難コメントがズラズラ。みなさん、見事にナイスミドル世代でした。
とにかく、「誰かのダメ」に対して容赦ない意見が多い。それがナイスミドル的コメントです。これって「これまでの人生」に誇りを持って生きてきた証拠であり、自信の表れだと思うのです。仕事の立場上、重要なポストにいる年齢でもあり、上司的な目線と言いますか、愛あるムチを打つ癖があると言いますか……。
しかしFacebookなどのSNSは、自分の所属する会社ではないし、ましてや相手は自分の部下でも息子でもありません。つい老婆心で「よかれと思って」叱咤激励をしているのだと思いますが、他者からみたら「単なる思いやりがない人」と思われかねないのです。これって……何章もある長~い歌を歌っているロック歌手の離婚騒動と似た構図を彷彿とさせませんか。
自分なりの意見を堂々と言えることは素晴らしいと思うのですが、名実ともに「ナイスミドル」になるために、「誰が読んでも不快にならないような表現」を身につけましょう。
そうすれば、この年代は最強コメンテーターとなると思います。