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受賞俳優をしごくオスカー・ナイト名物のスパルタ俳優塾
様々なメッセージが発信された第87回アカデミー賞授賞式だが、視聴率の面では苦戦。米国内での視聴者数は昨年から16%ダウン、過去6年で最低となる3660万人となった。こうしたなか、オスカー・ナイトの名物となっている深夜トーク番組「ジミー・キンメル・ライブ」のオスカー特番が、なんとも美味しい企画で笑わせてくれた。
それは、スパルタ俳優塾の講師に扮したキンメルが、オスカー・ノミニーを始めとするトップ俳優たちをコテンパンにしごくというもの。「ザ・キンメル・スクール・オブ・パーフェクト・アクティング」と名付けられた俳優塾では、今年、主演男優賞を受賞したエディ・レッドメイン、同賞ノミニーのベネディクト・カンバーバッチを始め、昨年の助演女優賞に輝いたルピタ・ニョンゴやショーン・ペン、ジェニファー・アニストン、スーザン・サランドン、ゲイリー・オールドマン、ジェフ・ブリッジス、マット・デイモンら、“駆け出しの”俳優が通っているという設定だ。
ベレー帽に色眼鏡をかけたキンメルから、最初のしごきを受けたのはレッドメイン。「私はシャレたイギリス紳士です」と可笑しなイギリス英語で繰り返すことを強要され、うまく発音できていないとドリンク・ボトルを投げつけられる。オールドマンは巨大な茶色の紙袋のなかで迫真の演技をするようしごかれ、サランドンは計量カップを涙で満たすよう指示されたかと思うと、「ティルダ・スウィントンなら、さっさと3~4杯はいっぱいにしているぞ」となじられる。
「僕たちは溺れかけているんだ」と緊迫した状況を演じるペンは、「真実味がない!」とプールヌードル(水上浮遊玩具)で頭を叩かれ続けた挙句、「カメラを自分の部屋に持っていき、愛し合ってこい」と意味不明な指導を受ける。数千ドルの学費を払い、2年も同俳優塾に通っていながら、いまだにランプと椅子の役しかやらせてもらえないと嘆くのはデイモン。講義を行うキンメルが座るための人間椅子になったり、ランプカバーを頭にかぶり、身じろぎひとつせずに立ち尽くす姿には哀愁が漂う。
こうした一連の指導を前にノートをとる生徒のブリッジスは、「彼の手法には賛否両論があるでしょう。でも、火のついた脚本を粘着テープで手に貼り付けられれば、誰でも正しく台詞を言うことができるものなのですよ」と、度を超えた指導を正当化する。さらに、2008年の『ミルク』で主演男優賞を受賞したペンは、「乳糖不耐症だった僕に『ミルク』出演を勧めてくれたのはキンメル先生でした。…