席を譲ったのになんで・・在日中国人が憤慨、電車内で起きた小学生との出来事とは―中国ネット

　

　中国メディア・東南商報は１９日、３月２２日が同国内の多くの都市で「席を譲る日」としていることから、複数のメディアとともに浙江省寧波市で関連イベントを行うとし、市民に身の回りで見つけた「席を譲る」行為をカメラに収めるよう呼びかける記事を掲載した。
　席を譲る行為は中国では美徳の１つとされ、誰に譲ったかに関わらず、譲った人は感謝、賞賛される。しかし、日本でこの美徳を実践しようとしたところ思わぬ問題に遭遇し、理解に苦しむ中国人も少なくない。
　ある在日中国人女性が２２日、夫が小学生に席を譲ろうとしたところ教師から厳しく注意され、女性が大いに不満を抱いたという話をネット掲示板に書き込んだ。
　この女性は「夫が電車に乗っていたところ、教師に引率されて多くの小学生が乗り込んできた。夫の隣に空いていた１人分の席を子どもたち数人が取り合っていたため、次の駅で降りる夫は席を立って子どもの１人に譲った。すると、思いもよらないことに教師がすぐにやってきて、『教育上よくない』と夫と子どもたちを厳しく注意したという。夫はその時、自分が大きなミスを犯した小学生のような心持ちになったそうだ」と紹介した。
　女性はこのエピソードに不満を抱くとともに、「これが中国なら、教師は児童に『早くおじさんにお礼を言いなさい』って教えるだろうに」とコメントしている。
　（編集翻訳　城山俊樹）