仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
百合城銀子と「劇場版セーラームーンR」フィオレの共通点「ユリ熊嵐」11話
百合ケ咲るるの「スキ」、蜂蜜の小瓶が割れている。
「るる。私はるるの友達失格だね。るるの気持ちを知っていて、知らないふりをしていた。友達なのに、嘘をついた。もう遅いかもしれない。でも聞いてほしいんだ。私が紅羽のスキを手放した日のことを。そしてその理由を」
百合城銀子は回想する。
どうやって椿輝紅羽と銀子は友達になったのか。
「スキは甘く、優しく、全てがきらきら、星のように輝いて見えた。だから勘違いしたんだ。世界が私を承認してくれたのだと。でも……」
それなのになぜ銀子との記憶を失ってしまったのか。
「クマを庇うつもり? やばーい!」「じゃあお前も悪だ!」
どうして銀子はヒトの姿になったのか。
「あなたのスキは、本物?」
るるは銀子にとってどのような存在だったのか。
「大丈夫だよ、銀子はるるが守るから!」
アニメ「ユリ熊嵐」11話「私たちの望むことは」は、不穏に始まり、すぐに脱ぐ欲望&幽霊こと百合園蜜子がいきいきと動きまわり、「ユリ承認」なくさまざまな女の子が襲われ、視聴者の予感のままに悲しく終わる。
次回、12話が最終回だ。
(1話/2話/3話/4話/5話/6話/7話/8話/9話/10話)
幾原邦彦監督は、『アニメージュ』4月号のインタビューで、ラストについてこう答えている。
〈ラストシーンを見た方は驚くと思います〉
〈あと、ジャッジメンズの3人も、最終回には正体が明らかになるので、そこもお楽しみにという感じですね(笑)〉
えっあいつら「正体」とかあるんだ? と思わず動揺してしまったが、そこは最終回を楽しみにしたい。ちなみにジャッジメンズの3人は11話で、さらっと女神・クマリア様について「すでに失われました」と語っている。クマリア様が流星群になって降り注ぎ、その結果ヒトとクマとは断絶した……? 最終回で何かが明かされるかもしれないし、明かされないかもしれない。
「何かを渡す」ということは、約束や愛情を交わすことだ。幾原監督の作品においてもその色合いは強い。「少女革命ウテナ」では薔薇の刻印(指輪)、「輪るピングドラム」では運命の林檎。「劇場版美少女戦士セーラームーンR」でも花が渡されている。
今回の銀子を見ていると、「劇場版セーラームーンR」のフィオレを思い出す。
フィオレは幼いころに地場衛に救われ、彼のことが大好きになった。別れるときに、フィオレは衛から花を渡され、いつか花を返しにくることを約束する。その思いと約束が歪んだ形で成長させられ、起こってしまうのが映画本編の事件だ。…