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「楽しいサッカー」で快進撃、“魔法使い”日本人コーチが変えた女子サッカーチーム―上海市
2015年4月4日、人民網は記事「日本企業高官、上海の女子サッカーチームを率いて優勝」を掲載した。
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金山区興塔小学U-9(9歳以下)女子チームが、18連覇を達成していた普陀女子を破り上海学校サッカー連盟リーグを制する快挙を成し遂げた。この“小さなバラ”(中国サッカー女子代表の愛称は「鉄のバラ」)はいかにして快挙を成し遂げたのか。その影には一人の“外国人助っ人”の活躍があった。
それが日系企業の駐在員・斎藤誠司さんだ。日本でもアマチュアコーチとして活躍し、U-17代表選手を育てた実績がある。2012年に中国に赴任した後、上海市郊外の金山区興塔小学校でボランティアのコーチを始めた。それから約3年、斎藤さんの指導が実を結んだ。
「まるで魔法使いのよう」。 選手の一人、黄燕飛(ホアン・イエンフェイ)さんは斎藤さんをたたえた。「他のコーチとは全然違うんです。練習がまるで遊びみたいで、退屈しないんです」。 中国人コーチ以上に基礎訓練を重視する斎藤さんだが、トレーニング中は選手をリラックスさせ楽しむこと、恥ずかしがらずに声を出しムードをよくすることを重視している。サッカーは義務じゃない、遊びの中から楽しみを見つけることが大事だと斎藤さんは話す。そのポケットにはいつも日本のお菓子が詰まっている。
軍隊式の猛特訓が主流の中国では異端のコーチングだが、楽しいサッカーは実力を飛躍させた。無敵を誇った普陀女子を相手に14対2で圧勝。子どもたちと一緒にメダルを受け取った斎藤さんは最高に幸せな時間だったと話し、「ずっと中国にいたいですね。こうした民間交流、青少年サッカーの発展に貢献できれば」と夢を語った。(翻訳・編集/増田聡太郎)