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抗日ドラマに中国でも批判炸裂・・・まさかのセリフ「オレのじいさんは、9歳にして日本人に殺された」
中国で数多く制作され、放送している「抗日テレビドラマ」。以前から「史実とことなる」、「ありえない設定」との批判があった。最近になり、ネットユーザーが選り抜きの「トンデモ・シーン」の画像を発表。同投稿はたちまち広がった。真っ先に“槍玉”に上げられたのは「オレのじいさんは、9歳にして日本人に殺された」とのセリフだ。
登場人物の男性は暗い表情をしている。後ろから若い女性が抱きついている。2人の感情を示すのだろうか。男性は「オレのじいさんは、9歳にして日本人に残虐に殺された。オレは日本兵を恨む」とつぶやいた。
「祖父は幼少時に殺された」の“迷文句”に、「アンタのジイさんは強すぎる。生物学の先生が見たら、血を吐くぞ」との突っ込みが寄せられた。
その他、共産党軍部隊が集結し、指揮官らしき人物が「同志たちよ。8年間の抗日戦が始まるぞ!」と発言する場面も紹介。同様のものとしては、指揮官が部下に向って「同志たちよ。抗日戦も7年目に入った。最後の1年だ。あきらめるな!」と諭すシーンも発表された。
中国では1937年の盧溝橋事件から日本の敗戦にいたる日中の戦争を「(中日)抗日戦争」または「八年抗戦」と呼ぶことが多い。歴史の授業でも「みっちり」と学ぶことが求められる。8年間の戦いで勝利したとの「国民的常識」にもとづき、脚本を書いてしまった。
さらに、指揮官らしき人物が「800里から撃てば、鬼子(日本兵のこと)の機関銃射撃手をやっつけられる」と話すシーンもある。現代の中国で「里」は0.5キロメートルを意味する。投稿者は同シーンには地図を添えて、北京から内モンゴル自治区のフフホトまでの距離が約435キロメートルと紹介した。
投稿者は、共産軍の上官が「各人が爆薬150キログラムを携行せよ」と指示しているシーンなども紹介した。
抗日ドラマがあまりにも「粗製」として、中国のネット民から「犬のクソだ」などのコメントが寄せられた。「爆薬150キログラム」については、中国では当時の共産党軍が「食べ物も満足になく、暖を取ることもできない苦しい状況で戦い抜いた」と宣伝されていることから、「どれだけ強いんだ」との“ツッコミ”も寄せられた。
「抗日ドラマはあまりにも当てにならないが、少なくとも某国の歴史の教科書よりましだね。(抗日ドラマは)笑ってすますことができる。(教科書で)子どもにウソを学ばせないでほしい」とのコメントもある。…