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日本はなぜ米国を恨んでいないのか?(2/2)=「日本人の考え方を理解しようと努力したが無理だった」―中国メディア
2015年3月3日、中国メディア・捜狐は「日本はなぜ米国を恨んでいないのか?」と題する記事を掲載した。
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松田さんは「私の両親はやはり米国人を恨んでいました。姉の命を奪ったのですからね。しかし、私や戦後生まれの人々は、米国人にチョコレートやビスケットをもらった記憶があり、嫌ってはいません。戦後復興の際にも、米国文化のブームがありました。米国は原爆で多くの命を奪いましたが、同時に戦争の終結を早めました。戦火が日本の本土に到達していれば、私たちの苦しみはさらに増したでしょう」と語った。
後に、広島の経済界の友人らと食事をした時にも、この問題を尋ねた。彼らの考えは以下のようなものだった。
「米国は原爆を落としたが、日本を占領してからは食料や生活物資を援助してくれ、それまで聞いていたほど凶悪ではなく、むしろ友好的だったことで若者の米国に対する印象が変わった」
「日本が敗戦後、米軍は天皇の命を奪わず、天皇制も存続させた」
「廃墟と化した日本は、朝鮮戦争の際の米軍の最大の物資供給地であり、保養地だった。これにより、日本経済が復興し始め、経済大国となった」
「日米が安保協定を結んだことで、日本は軍事に資金をつぎ込む必要はなくなり、民生の発展や社会保障制度の整備などが進んだ。その結果、アジアで最も豊かな国になった」
「恨みを記憶することは精神的な苦痛であり、それらを捨てて前進した方が良い。恨みを覚えていても生活が良くなるわけではない」
私はこの日本人独特の考え方を理解しようと努力した。しかし、結果的にそれはできなかった。日本人が米国人を恨んでいないのは、「米国人は恨むに値しないから」なのか、「日本人が痛みを簡単に忘れてしまうから」なのか。おそらく、日本人は多くの悲しみの中であきらめと服従を選択したのだろう。「広島の恋(広島之恋)」という歌の歌詞に、日本人の心の内を表していると言える一節がある。それは、「あなたを恨むには時間が足りない、人を恨むのが難しいことにやっと気付いた」である。(翻訳・編集/北田)