自爆テロ未遂の男逮捕＝「イスラム国」支持―米中西部

　

　

　　【ニューヨーク時事】米司法省は１０日、中西部カンザス州フォートライリー陸軍基地で自爆テロを試みたとして、州内に住むジョン・トマス・ブッカー容疑者（２０）を大量破壊をもたらす武器の使用未遂などの疑いで逮捕したと発表した。過激派組織「イスラム国」の名で兵士を標的にしたテロを行う計画だったとされる。

　　容疑者の宗教は明らかにされていない。連邦捜査局（ＦＢＩ）がおとり捜査を行い、１０日、準備された偽の爆弾を爆発させようと基地に到着した容疑者を逮捕した。

　　米国では２日、テロ目的で爆弾を作ろうとしたとして、「イスラム国」など過激派に共鳴するニューヨーク在住の女２人が逮捕された。同組織への合流を図る米国人が摘発されるケースも増えている。

　　報道によれば、ブッカー容疑者は昨年２月、軍に入隊したが、「ジハード（聖戦）の準備ができた」などとフェイスブックに書き込んだため除隊となり、以後、ＦＢＩが捜査していた。