韓国政府が「治安韓流」、自国の進んだ社会治安体制を世界に拡散―中国メディア

　

　韓国政府は近ごろ、世界的に人気を集めた「韓流」の勢いを利用して、自国の先進的な治安維持体制を世界に売り出す「治安韓流」の動きを進めている。東方網が１１日報じた。
　「治安韓流」は、同国が国外市場向けに自国の進んだ社会治安体制、治安維持設備を普及推進させるプロジェクト。同国警察庁関係者によると、年内に１０カ国に対して社会治安維持の要領について伝授する予定とのことで、現在までにすでに２２カ国が「受講」を申請しているという。また、社会治安の面で進んでいるフランスも毎年同国に警官を派遣して交流を行っているそうだ。
　同国政府はプロジェクトの発展を非常に重要視している。現地メディアは「治安韓流」が国のブランド価値を高め、社会インフラの輸出によって経済効果が得られるとともに、国力の向上にもつながると報じた。朴槿恵（パク・クネ）大統領は３月１８日、警察幹部の全体委任式に出席した際に「治安韓流の拡散は、非常に有意義な成果だ」と語っている。
　同国政府は２０１８年までに１８カ国に警察関係者３００人以上を「治安韓流大使」として派遣する計画だ。警察庁関係者も「韓国式の治安維持手法とともに、その設備の輸出も促進される」とコメントしている。
　（編集翻訳　城山俊樹）