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虻田高生が遊覧船ガイド…修学旅行生と交流
洞爺湖町の道立虻田高校(舟山栄治校長、生徒87人)は、国土交通省北海道運輸局と連携し、生徒を遊覧船ガイドとして育成する。洞爺湖観光に若い力を生かし、地域振興に役立てる考えだ。生徒のコミュニケーション能力を磨く目的もある。道運輸局は「高校生の遊覧船ガイドを育成するのは全国で初めてではないか」としている。
対象は同校の3年生23人。地域の活性化を学ぶ「地域ビジネス」の授業で取り組む。まず、専門家らを講師に招いて北海道と洞爺湖の観光の現状と課題を学び、遊覧船を使った乗船研修を行う。さらに模擬訓練を重ねて、秋の修学旅行シーズンにデビューする予定だ。
洞爺湖を訪れる宿泊客は1990年に86万人を数え、うち2割近い13万人が修学旅行生だった。だが、2000年の有珠山噴火を境に修学旅行生の足は遠のき、2013年の修学旅行生は1万8000人だった。洞爺湖を訪れる同世代の修学旅行生を、地元の高校生がガイドとして案内し、噴火を繰り返す有珠山と共生してきた地域の歴史や自然の恵みを伝えることが、今回の企画の大きな狙いでもある。
14日には同校で開講式が行われ、JTB北海道観光開発プロデューサーの柳原由実子さんが「高校生の目線で地域の宝を見つけ、同世代の高校生に自分の言葉で魅力を伝えて喜んでもらってほしい」と激励。3年の児玉龍一郎さん(18)は「洞爺湖には美しい観光資源がある。同じ高校生と交流しながら地域に貢献し、自分の対話能力も高めたい」と意欲を語った。
北海道運輸局室蘭運輸支局は、「北海道新幹線の開業や格安航空の新規参入などで、北海道に人とモノを呼び込む好機が訪れている。地元の高校生による街おこしと、スキルアップになれば」と期待している。