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野洲川沿い 春ふさふさ
◇甲賀でネコヤナギ
甲賀市水口町の野洲川でネコヤナギの花穂が膨らみ、市民らの目を楽しませている=写真=。
一帯には高さ約1・5メートルの木が数十メートルにわたって群生しており、枝にはビロードのような灰色の花穂がびっしり。
まだ冷たい風が吹く中、散歩で訪れた女性は「犬にはちょうどいい気候かもしれませんが、早く暖かくなってほしいですね」と話していた。(清水貞次)
幡多 来て見て食べて…四万十市で観光開き
- 新しい四万十川キャンペーンレディに選ばれた西内さん(左)と岡村さん(四万十市のホテルで)
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四万十市観光開きが6日、市内のホテルで開かれた。同市入田の四万十川河川敷で7日から始まる「入田ヤナギ林菜の花まつり」を手始めに、11月の一條神社の大祭までの観光シーズンがスタートした。
観光開きは市観光協会(岡村剛承会長)の主催。当初、「入田ヤナギ林菜の花まつり」の会場で行う予定だったが、降雨で会場変更になった。約50人が出席し、中平正宏市長が「地方創生に向けて地域が連携し、幡多の観光を元気にしていこう」とあいさつ。鏡開きをして幕開けを祝った。
席上、新しい四万十川キャンペーンレディとして店員岡村枝里子さん(27)と、会社員西内姫乃さん(20)が紹介された。任期は2年。岡村さんは「花があふれる四万十の良さを全国に伝えたい」と述べ、西内さんは「アユ、ウナギ、川エビ、アオサノリ……。四万十には、おいしいものがいっぱいあることをPRしたい」と声を弾ませた。
ウマモナド 人気広がる
鳥取市鹿野町今市の障害者支援施設に入所する、馬田六男さん(67)が考案したキャラクター「ウマモナド」が人気だ。2頭身で丸い頭の素朴な素焼き人形で、神社や公園に置かれ、市の広報ページにも掲載。14日には、地元の交流館で関連イベントが初開催される。主催者は「意図せずに地域の方々に受け入れられ、広がった奇跡のキャラクター。全国で知られる存在に」と期待する。(末善悠太)
馬田さんは知的障害があり、同施設「県立鹿野かちみ園」に1966年の開設時から入所。ウマモナドは2001年頃、創作活動の時間に生まれた。名前は「馬田さんの分身」との意味を込めた「ウマ」と、ドイツの哲学者・ライプニッツが唱えた万物の根源「モナド(単子)」から取った。
馬田さんは、粘土を使う作業が嫌いだったが、職員が「団子を作ろうよ」と声をかけると、少しずつ手を動かすように。直径2~5センチに丸めた2個の土団子をくっつけ、金筒の先を押し当てて目と口を描いた。200個ほど作ると、近くの施設にある電気釜で焼き上げる。
「かわいい」と職員らに評判で、近所の家々にも配ったところ、口コミで話題に。地域のお祭りの景品にも使われ、素焼きのほか、カラフルな色付きも登場。ほしいという人が多く、プレゼントするほどの数はできなくなった。馬田さんが作らなくなった時もあったが、職員や他の入所者らが作り続け、キャラクターとして定着した。
◇
かちみ園を取材に訪れた今月2日、馬田さんら入所者8人が作業場で、大小様々な約30個を制作していた。
目と口だけなのに、どれも微妙に表情が違う。優しくほほ笑んでいるような、とぼけているような……。馬田さんにカメラを向けると、手を止めて、笑いかけてくれた。
数年前から、地元の障害者福祉サービス事業所「すずかけ」の利用者や、地元のアーティストらが、Tシャツやハンカチなどに同キャラを描いたグッズを制作。市鹿野往来交流館「童里夢」などで販売している。かちみ園の幸本一章園長(60)は、「とてもシンプルなのに、作り手の個性が出る魅力的なキャラ。障害のことを理解してもらうとともに、地域活性化にも一役買ってくれたら」と話す。
◆14日に交流イベント
14日のイベント「ウマモナドフェスティバル」は、童里夢で午後2時から開かれる。
地元アーティストらが作った同キャラの絵本の読み聞かせや、イラストコンテストの優秀者発表などがある。先着100人に、同キャラをかたどったせんべいや、もなかをプレゼントする。
会場では、馬田さんらの作品を1個60円から販売。主催するウマモナド委員会の植木陽児副委員長(41)は、「ファンは確実に増えてきた。手に取って、じっくりと見てほしい」と話す。
問い合わせは、童里夢(0857・38・0030)。