仕事で役立つ人気ビジネスアプリおすすめ!
[PR]
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ツエーゲン 初戦黒星でも「自信に」
■大宮に0―1
サッカーJ2のツエーゲン金沢は8日、さいたま市のNACK5スタジアムでの開幕戦で大宮アルディージャと対戦し、0―1で敗れた。昨季J1だった大宮相手に昇格初戦を飾ることができなかった。
ツエーゲンは前半、献身的な守備でリズムをつかみ、カウンターからのサイド攻撃で、再三相手ゴールを脅かした。後半も試合の主導権を握っていたが、運動量が落ちた86分、ゴール前でパスをつながれ、元日本代表の家長にゴールを許した。結局、大宮より2本多い9本のシュートを放ったがゴールを奪えなかった。
森下仁之監督は「最後まで集中して戦っていた。守備の面では自信が持てる90分間だった」と話した。ただ、「一瞬の隙を突かれた。勝ちでもおかしくない試合だった」と悔やんだ。
FW清原翔平主将は「カウンターから攻めることができたが、点を取るにはあと一つ工夫が必要だった」と試合を振り返った。新加入のMF秋葉勝選手は「85分間はプラン通りに戦えただけにもったいない。しっかり分析し、次に生かしたい」と先を見据えた。
ツエーゲンの応援席ではサポーター約700人が観戦。横浜市旭区、会社員久保田理沙さん(25)は「能美市出身なのでツエーゲンがアウェーで関東に来るときはいつも応援している。新幹線が開業したら、金沢へ応援に行きたい」と話していた。
ホーム開幕戦は15日、金沢市の西部緑地公園陸上競技場で、東京ヴェルディと戦う。
仏、タイ語も 姫路観光ガイド一新
27日の世界遺産・国宝姫路城の再公開に合わせ、姫路市の外郭団体「姫路観光コンベンションビューロー」は、観光や食、宿泊などの情報を1冊にまとめた「姫路のガイドブック」を発行した。増加が見込まれる外国人観光客向けに5か国の6言語によるガイドブックも作製。JR姫路駅内の市観光案内所や観光施設などで配布している。
- 「姫路のガイドブック」日本語版(下)と5か国の6言語で書かれた外国語版
-
平成の大修理を終えた姫路城が表紙の「姫路の――」は、これまで飲食店マップや、交通便利手帳のようにテーマ別になっていたパンフレットを整理し、持ち歩きしやすいようコンパクトな冊子にした。
姫路駅・姫路城周辺、市北部、南部・家島など地域別に名所や施設、グルメを紹介。姫路城を中心とした“王道コース”や、戦国武将・黒田官兵衛ゆかりの地を巡る歴史散策など、おすすめの観光コースも盛り込んだ。
外国人向けは、従来の英語、中国語、韓国語に、フランス語、タイ語版を追加し、内容を一新した。姫路城はもちろん、県立歴史博物館や姫路文学館などをユニークな建物として写真付きで紹介。着物や武者姿になれる施設、お茶や座禅などの日本文化が体験できる姫路城周辺のスポットなども掲載した。
「姫路の――」は15万部、外国人向けは各5000部を発行。今月下旬には、観光情報サイト「ひめのみち」(http://www.himeji-kanko.jp/)でもダウンロードできるようにする。日本語版はA5判60ページ、外国人向けはA5判12ページ。問い合わせは同ビューロー(079・222・2285)。
伝承料理、健康に配慮 農家レストラン開店
田園風景が広がる砺波市大門(おおかど)の空き家を再生して観光客らをもてなす「農家レストラン大門」(境貞雄社長)が7日オープンし、関係者約40人が祝った。
店舗は北陸新幹線開業を見据えた市の事業の助成を受け、築120年近い古民家の柱や梁(はり)を生かして改装した。店内では地元特産で腰が強い手延べそうめん「大門素麺(そうめん)」や、ゆでた野菜をみそでいためた「よごし」といった伝承料理が漆塗りの食器で味わえる。
料理は全て昆布やシイタケなど天然素材から取っただしで薄味に仕上げ、砂糖の量も抑えるなど、健康志向に配慮した。待合スペースでは、大門素麺の製造工程を紹介するビデオ(7分間)も上映する。水・木曜日は定休。
この日の開店セレモニーでは、斉藤一夫副市長が「新幹線開業で多くの観光客が来る。隠れたところに手を加えたおもてなしの心を感じてほしい」とあいさつした。
「トワイライト」「北斗星」ラストサンデー
JRグループの14日のダイヤ改正に伴い、運行が終了するJRの寝台特急「トワイライトエクスプレス」(大阪―札幌)と定期運行を終える「北斗星」(上野―札幌)を撮影しようと、ダイヤ改正前最後の日曜日となった8日、沿線には多くの鉄道ファンが訪れた。
北海道長万部町のJR室蘭線静狩駅付近の撮影スポットでは、北海道らしい雄大な風景の中、両列車を立て続けに撮影できるとあって、列車の通過前には約20人の鉄道ファンが詰めかけ、通過する列車にシャッターを切っていた。岡山県玉野市から来た会社員(47)は「なくなると聞いて約20年ぶりに北海道へ撮影に来た。最高の写真が撮れました」と笑顔で話していた。
くろしお車内販売13日まで
◇常連客と心通わす交流
◇販売員「最後まで真心込める」
- 「販売が終わる最後の日まで笑顔で接客したい」と話す小牧さん(左、特急くろしおの車内で)
-
主に新大阪と和歌山県内を結ぶJR西日本の特急「くろしお」での車内販売が13日で終了する。これでJR西日本管内を走る全ての在来特急で車内販売が姿を消すことになる。15年前から販売員を務める小牧有紀子さん(35)(和歌山市加納)は「思い出の詰まった電車に乗れなくなるのはさみしいけれど、最後まで笑顔で頑張りたい」と話す。(梨木美花)
くろしおは最長では京都―新宮をつなぐが、現在、車内販売は新大阪―白浜間のみで行われている。小牧さんが仕事を始めた頃は京都から新宮までの片道約4時間半の全区間で販売していた。
- 13日で車内販売が終了する特急くろしお(和歌山市のJR和歌山駅で)
なかでも白浜から新宮にいたる道中は比較的カーブが多く、車体のバランスをとるための「振り子装置」が機能し、よく揺れることでも知られる。この区間で車内販売をする時は、乗り物酔いのような状態になった乗客に、気分をさっぱりしてもらうため、炭酸入りジュースを勧めたのが小牧さんにとっても懐かしい思い出だ。
車内販売が当たり前だったかつては、カートを押して客車に入ると、「お弁当ちょうだい」「コーヒー下さい」と注文の声がひっきりなしに飛び交った。一つの車両を通り過ぎるのに20分ほどかかることも珍しくなかった。
カートに積んでいない和歌山特産のかまぼこをほしいと客から求められ、列車の中から急いで携帯電話で注文し、途中駅で受け取って販売したこともある。「縁あってせっかく乗って下さったお客様だから精いっぱいのおもてなしを」と心に誓っていた。
しかし、近年は駅構内の売店が充実し、趣向を凝らした駅ナカビジネスも花盛りだ。弁当や飲み物を事前に買い込んで列車に乗る客が大半になった。車内販売の売り上げはこの数十年間で激減したという。
現在、くろしおで車内販売を担当するのは小牧さんを含め13人。それぞれに世間話をするなじみの常連客がいる。小牧さんにも「お疲れさま」「今日は盛況で、(自分の所まで)来るのに時間がかかったね」などと何気ない会話を交わす常連客がいる。ささやかなことだが、乗客とのこうした心の通った交流が仕事を続ける大きな励みになっていたという。
「列車旅ならではの旅情を感じてもらえるよう、最後まで真心を込めて仕事に臨みたい」。その思いを胸に最後の13日まで列車に乗る。
◇
新幹線を除き、特急電車の車内販売は、廃止される路線が増えている。JR東海も2013年、在来線のすべての特急で廃止した。JR東日本では、くろしおと同様、今月13日をもって乗車時間が比較的短い「成田エクスプレス」(成田空港―首都圏)、「フレッシュひたち」(上野―いわき)で車内販売を終了する。ただ、「草津」(上野―万座・鹿沢口)や「踊り子」(東京―伊豆方面)など車内販売がある路線も一部で残っている。
- 13日で車内販売が終了する特急くろしお(和歌山市のJR和歌山駅で)