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いつから恋は「ときめき」ではなく結婚するための「通過儀礼」になったのか?

いつから恋は「ときめき」ではなく結婚するための「通過儀礼」になったのか?

 

桜の開花宣言が気になる、この時季。

「この春こそは、ときめく異性に恋するぞ!」と思っている人も少なくないのでは?

しかし現実には、日常生活の中でときめくことはとても少ないと感じます。

実は「女性はときめきにくい」ことが、調査でも明らかになりました。

この春、ときめく恋はできないのでしょうか?

男性の方が乙女だった!?

婚活サービス「エキサイト恋愛結婚」を運営するエキサイト株式会社が「外出中、素敵な異性にときめくこと」についての意識調査を行いました。

【この記事のすべての画像・動画を見る】

調査では、男女のときめきに対する違いが明らかになりました。

「外出中、素敵な異性にときめくことは?」との質問に対し、「しょっちゅうある」と答えた男性が20%を超えたのに対して、女性は5%未満。

一方「めったにない」と答えた男性が20%未満なのに対して、女性は50%を超えていました。

「ときめく」というフレーズは限りなく乙女チックなのにも関わらず、肝心の乙女たちはめったにときめいたりしない模様。

みなさんはいかがでしょうか? 最近、ときめくことはありましたか?

男女のときめき観には、温度差がありすぎる・・・!

辞書で「ときめく」の意味を調べると「喜びや期待などで胸がどきどきする。心が躍る。」とあります。

ところが妙齢のアラサーにもなると、「恋=心が躍り、胸がドキドキすること」というよりは「恋=結婚する前の通過儀礼」となってしまうのでしょうか。

必ずしも全てのアラサー女性が恋から結婚を望んでいるわけではありませんが、純粋に恋を楽しめなくなっていたりしませんか?

アンケートで興味深かったのは、男性陣のコメントです。「しょっちゅうある」と解答した46才 男性のコメントには、

「ときめかなくなったら、人生も終わりに近い。」

とありました。

これでは女性の半数は「人生も終わりに近い」ことになってしまいます。

この温度差といったら、もうっ!

男性がみな同じように感じているわけではないとは思いますが、純粋というか単純というか、女性にはちょっとない感覚ではないでしょうか。

昔は「カッコいい」だけでときめいたのに・・・!

男性は、異性の容姿に魅力を感じる傾向があります。

男性にとって女性の価値は、太古から魅力あるメスかどうかということ。

もちろん性格も大切なポイントですが、ときめきの要素としては少し弱い印象です。

潜在的に性的な魅力に惹かれてしまうのは、抗えない男性の本能なのでしょう。

一方、女性が男性に対して感じる魅力は、外見だけではありません。

性格はもちろん、経済力や行動力など、自分の恋心にはざまざまな要因があります。

単純に「かっこいい」だけではときめかないのです。

ん? でも子どもの頃は、単純にカッコいいことが全てだった気もします。

戻りたいような、戻りたくないような……。

テクニックと引き換えに失った「ときめき」

胸がときめくとホルモンが分泌して、若返りの効果があるとも言われるそうです。

最近は、「ときめくためのハウツー」も出ていますよね。

でも、ときめきは本能的な衝動なのでコントロールができない感情です。

年齢を重ねるにつれ、わたしたち女性は本能よりも理性で恋をするようになります。

本能に身を任せていては、自分を守ることができないから。傷つくことは怖いから。

だから傷つかないように、恋の駆け引きやテクニックだけは上手くなったりして。

それはきっと間違っていないけれど「ときめかなくなったら、人生も終わりに近い」なんて言えるほど、ときめいている男性のこともちょっぴり羨ましいですね。

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上原健二
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