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サラリーマンのための週末海外旅行ガイド (10) 週末海外の王道、シンガポール・マレーシアを行く(後編)
1日目はシンガポール-クアラルンプールの列車で国境を越えたい、憧れのスパで癒されたい、という目的を無事達成できました。2日目は、マラッカで夕日を眺めるために、バスで日帰り旅行に出かけます。
【2日目】古都マラッカで夕日を眺める
クアラルンプールからマラッカまではバスに乗って約2、3時間。到着したマラッカ・セントラル・バスターミナルでバスを降りると、早速タクシーの客引きが寄ってきました。マレーシアの客引きはタクシー程度しかいないのですが、他の東南アジアの国に比べると、よく言えばマイルド、悪く言えばやる気がないのです(笑)。一言断ればしつこく営業されることはあまりありません。私は現地の友人と会う約束をしていたので、早速電話をかけると、ここまで迎えに来てくれるとのこと。しかし、彼らが到着したのはなんと1時間半後(タクシーだと10分ぐらいなのに)……。そして、遅れたことを悪びれることもなく、ハマットと彼の友人サイモンがバイクに乗って登場。そんなハマットの座右の銘は「No Money, No Worry」。日本人の感覚では、それはありえないだろう! と突っ込みを入れたくなりますが、マレーシアはそんな座右の銘すら成り立つ”ゆるい”空気が流れているようで、私はその雰囲気が大好きです。
早速、彼らのバイクの後ろに乗っけてもらい、マラッカ市内を巡ります。ハマットは”日本人を連れているオレ”に酔っているようで、道行く知り合いとすれ違うたびに私を紹介してくれるのがウザイというかなんというか……。外国で、自分が日本人でよかったとこんなに思えたことはありませんでした(笑)。
ハマットに連れられ、お決まりの観光コースをまわり、マラッカ古の面影を残す数々の建築物を見ると、日も暮れてきました。そして私が「日本ではマラッカ海峡の夕日が有名で……」と話しはじめると、「それならとっておきの場所がある!」と、ハマットがバイクの後ろに私を乗せ、海へ向かって疾走!到着したのは海に浮かぶモスクでした。どうやら「マラッカ海峡モスク」と呼ばれるモスクとのこと。マラッカ海峡を埋め立てて作られた比較的新しい建物だそうです。私がマラッカを訪れた日は曇っていたので、きれいな夕日は見られなかったのですが、それでもこのモスクから眺めるはじめての風景に心を奪われました。夕日が沈むと同時に祈りの時間になったようで、アザーン(礼拝への呼びかけ)が流れてきます。異国情緒あふれるアザーンと、ここでしか見られない美しい風景があいまって、今回の旅のハイライトとなりました。天気がよいときにもう一度あの海に浮かぶモスクから夕日が見たい、そんな思いが残る滞在でした。
マラッカのシンボル的建物であるマラッカ・キリスト教会。レンガ色の建物が印象的
マレーシアが独立するまでの歴史についての資料が展示してある独立記念館
マラッカ名物の乗り物トライショー。花で飾られた座席はイヤでも目を引きます。しかし、私はまだ乗ったことがありません……
マラッカ市内にもモスクはいくつかあるのですが、このマラッカ海峡モスクは珍しいことに、海の上にありました
モスクから臨む夕日。太陽が雲に覆われているのが残念ですが、隙間から漏れる光はとても美しいものでした
【3日目】ついでに(?)シンガポールで大満腹
最終日の今日は、シンガポールに戻り、日本への帰路につきます。今回クアラルンプールからシンガポールへのフライトに使ったのは、アジア最大のLCC(低コスト航空会社)であるエア・アジアです。シンガポールへの到着は昼前でしたが、帰路のフライトが23時すぎと時間もあまっていたので、ここぞとばかりにトランジット・ツアーに参加してみました。チャンギ国際空港のトランジット・ツアーは乗り換え時間が5時間以上あれば参加できます。バンブーボートに乗って川を下る「Colonial Tour」と、リトルインディアやチャイナタウンなどの歴史的な街並みを見学する「Cultural Tour」の2種類のツアーがあるのですが、今回は「Cultural Tour」しか空きがありませんでした。ちなみに、Cultural Tourはバスの窓から外を見るだけで、車外には出られません。どちらかと言えば、バスから降りてボートに乗れるColonial Tourのほうが気分転換になりそうです。なお、ツアーの参加時にシンガポールへ入国するので、ツアー解散後はそのまま市内に戻れます(ただし、フライトの2時間前までに空港に戻る必要があります)。ツアー解散後はフライトまで時間があったので、MRTに乗ってホーカーへと出かけました。
エア・アジアの搭乗には、ボーディングブリッジではなくタラップを使います
トランジット・ツアーの申し込みは、各ターミナルにある「シンガポールビジターセンター」で
トランジット・ツアーには専用バスが用意されています。乗り心地も上々です
ホーカーとは、たくさんの屋台料理店が集まった屋台街のことで、シンガポール市内のあちこちにあります。今回はフライトまでそれほど時間がなかったので近場で済まそうと、空港からわずか3駅、MRTべドック駅にあるホーカーへと向かいました。初めて訪れるホーカーでのチョイスの決め手は「人が並んでいる店を選べ」です。当たり前ですがおいしい店には人が並ぶわけで、たいていハズレはありません。この法則にしたがって、行列ができているフライドホッケンミー(中国風のシンガポール屋台料理)の店に並びます。出てきたのはたっぷりのスープを卵でとじた麺でした。続いてローミー(あんかけ麺)も注文。これを、サトウキビジュースを飲みながら平らげます。気がつけば、成田行きのフライトまであと数時間。重いお腹をさすりながら空港に戻り、残りの時間をネットサーフィンやフットマッサージをして楽しみ、今回の週末海外旅行の幕を下ろすことにしました。
ホーカーは店がたくさんあるので目移りしそうですが、まずは人が並んでいる店に狙いを定めるのがおいしい店を探すコツです
フライドホッケンミーは”焼きそば”と訳されることもありますが、いわゆるスープを卵でとじた麺のことです
チャンギ国際空港のインターネット環境は非常に充実しています。インターネット端末の利用はもちろん無料!
いかがでしたか? 週末海外旅行がどんなものなのかをお伝えするために、まずは王道とも言えるシンガポール・マレーシアの旅行記をお届けしました。2泊3日でも目的をきちんと達成でき、かつ十分楽しめることがお分かりいただけたと思います。私がシンガポール・マレーシアを週末海外旅行の王道と呼ぶ理由は、ビギナーでも週末海外旅行の醍醐味を押さえることができ、慣れている人にとっても週末海外旅行という短い旅でもオリジナルなプランを立てやすいからです。マレーシアには多くの都市やさまざまな観光スポットがありますし、シンガポールは小さな島で観光スポットはそれほど多くありませんが、飲食店が非常に充実しています。だったら、食い倒れツアーもいいかも……と次のプランがさっそく浮かんできました(笑)。それではみなさん、よい旅を!
コノミ流旅の掟
「美味い店には必ず行列あり!」
シンガポール・マレーシアの旅–日程メモ2日目
7:30起床8:00ホテルで朝食後プトゥラヤ・バスステーションへ移動9:00クアラルンプールを出発→マラッカに到着(11:30)13:00友人と落ち合い、カレーの昼食13:30市内観光(オランダ広場、スタダイス、マラッカ・キリスト教会、セント・ポール教会、サンチャゴ砦、マラッカ・スルタン・パレス、独立記念館など)17:30マラッカ海峡モスクで夕日を眺める18:30チャイナタウンを散策19:30チャイナタウンでラクサとドリアン・カチャン(ドリアンのカキ氷)の夕食21:00マラッカを出発→クアラルンプールに到着(23:30)24:00ホテルに戻って就寝3日目
6:00起床6:30ホテルをチェックアウト。KL Sentral駅へ移動してSkyBusで空港へ→LCCT(クアラルンプール国際空港のエア・アジア専用ターミナル)に到着(8:00)8:15朝食9:15クアラルンプールを出発(AK123便)→シンガポールに到着(10:15)11:30トランジット・ツアーに申し込み12:00空港内のカフェで昼食後、空港内の散策15:00トランジット・ツアー出発17:00トランジット・ツアー解散18:00MRTべドック駅のホーカーで夕食。隣接するスーパーマーケットでお土産を買う21:00空港へ戻り、ネットサーフィンやフットマッサージを楽しむ23:40シンガポール・チャンギ国際空港を出発(SQ638便)4日目
7:30東京・成田国際空港へ到着(翌日)10:00出社