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東海道新幹線の車窓から城めぐりのすすめ

 東海道新幹線の車窓から城めぐりのすすめ

 

 「旅行や出張のついでに城が見たい! 」というわがままな旅行者のために紹介する、東海道新幹線に乗りながらの城めぐり。前回の東京駅~浜松駅編に続いて、今度は一気に新大阪駅まで行ってみよう。なお、城によっては見える方向が違うので、往路はA席・復路はE席などと方向を変えて楽しむといいだろう。

 「名古屋城」内から撮影した天守。独特の緑色の屋根が車窓からでもビルの狭間に確認できる

撮影難易度マックス級の「名古屋城」

 美食と娯楽の街である名古屋。「尾張名古屋は城で持つ」という言葉がある通り、「名古屋城」は江戸時代から名古屋の象徴であり、金の鯱は派手好き名古屋人の心のシンボルだった。

 この名古屋城も新幹線から見えるが、難易度は浜松城よりも高い。名古屋駅を出発してすぐ、進行方向の右側(E席側)のビルの谷間にちらちらと印象的な緑の屋根が見える。著者は城を視認はできるものの、いまだかつて撮影に成功したことがない。とは言え、名古屋駅出発後はスピードがゆるく、数カ所から名古屋城を見ることができるので、何度もチャレンジしていただきたい。

連続撮影が楽しめる「清須城」

 さて、名古屋駅を過ぎて庄内川を渡った後に見えるのが「清須城」だ。進行方向の右側(E席側)、線路から近い位置に建つため、はっきりと確認することができる。

 この清須城は織田信長が20代の頃の居城で、本能寺の変後は三谷幸喜監督の映画でもおなじみの「清須会議」の舞台にもなった。当時の建物の史料がないため、現在建つ天守閣は想像上の模擬天守となっている。新幹線は清須城の天守閣のすぐ近くを走る。通り過ぎる数十秒間、様々な表情を見せる天守閣。東海道新幹線による城めぐりのハイライトシーンとも言えるだろう。

 新幹線は「清須城」のそばを走り抜ける

今はなき三成の居城「佐和山城」

 城ではないが、岐阜羽島駅と米原駅の間(在来線なら大垣駅を過ぎてすぐ)には関ヶ原古戦場がある。徳川家康率いる東軍と石田三成の西軍が戦った天下分け目の舞台だ。古戦場には大看板が立ち、その直前には毛利秀元や長宗我部盛親が陣取った南宮山、直後には三成が合戦後にその方角へと敗走した伊吹山がそびえている。歴史好きにはたまらないスポットだろう。

 関ヶ原古戦場跡を示す大看板

 毛利秀元ら西軍が陣取った南宮山

 石田三成はこの伊吹山を目指して敗走した

 米原駅を過ぎると、進行方向の右側(E席側)に「佐和山城」の看板が現れる。この城は先ほどの関ヶ原で負けた三成の居城。ただし、建物などは一切残っていない。かつては米原・彦根地方を治める名城だったが、三成の死後に廃城となってしまった。

 三成の居城だった「佐和山城」の城跡。城は山頂にあった

国宝天守「彦根城」の構造美に感服

 佐和山城のある山並を抜けると、今度は「彦根城」が見え始める。進行方向の右側(E席側)真横の市街地にある小高い山に建つ天守は、東海道沿いに建つ天守で唯一の現存。さらに日本に4棟しかない国宝天守なのだ。城を隠すような障害物は少なく、数分間鑑賞することができるだろう。

 彦根城は関ヶ原合戦後に、家康の重臣であった井伊直政によって築かれた。建物の一部は、先ほどの佐和山城から移築されたとも伝えられている。天守はそれほど高層ではないが、壁面は多くの破風(三角形の意匠)で飾られ、独特の建築美を誇る。

 金亀山という小高い山の山頂に建つ「彦根城」の天守。目のいい人は、石垣や白い塀などを見ることもできるだろう

山崎の戦い後に建てられた「山崎城」

 京都駅と新大阪駅のちょうど中間地点にあるのが天王山(進行方向の右側/E席側)。本能寺の変後、中国大返しで戻った豊臣秀吉軍と明智光秀軍が戦った決戦地だ。この天王山にも、現在は残されていないが「山崎城」という秀吉の城があった。今はわずかに天守台跡などが残るほか、登城路から山崎の戦いの舞台を一望することができる。

 この山崎の地は、古来より京都と大阪を結ぶ要衝であり、瀬田川・桂川・木津川の三川が合流して淀川となる地でもある。天王山の反対側(進行方向の左側/A席側)の席ではこれらの河川を見ることができる。

 秀吉が陣取った天王山。この山麓で山崎の戦いが繰り広げられた

 戦国武将の夢の跡を追う城めぐり、東海道新幹線もいよいよ新大阪駅に到着だ。右に左にと視線を変えるのみならず、一瞬しか姿を見せない城もあるなどでちょっと疲れてしまう人もいるかもしれない。新幹線沿いにこれだけの城跡や古戦場があるということは、東海道新幹線が走る東海道や中山道が、歴史的にとても重要な街道であったことを意味している。ぜひ車窓からの旅路を楽しんでいただければと思う。

 (文・かみゆ歴史編集部 滝沢弘康)

筆者プロフィール: かみゆ歴史編集部歴史関連の書籍や雑誌、デジタル媒体の編集制作を行う。ジャンルは日本史全般、世界史、美術・アート、日本文化、宗教・神話、観光ガイドなど。おもな編集制作物に『日本の山城100名城』(洋泉社)、『これが皇居です』(宝島社)、『一度は行きたい日本の美城』(学研パブリッシング)、『日本史1000城』(世界文化社)、『廃城をゆく』シリーズ、『国分寺を歩く』(ともにイカロス出版)、『日本の銅像完全名鑑』(廣済堂出版)、『新版 大江戸今昔マップ』(KADOKAWA)など多数。また、トークショーや城ツアーを行うお城プロジェクト「城フェス」を共催。
 「かみゆ」
 「城フェス」

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