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島根県の魅力が集結! 藤田観光が「神々の国しまね 地産品めぐり」を開催
島根の伝統芸能「石見神楽と食を愉しむ夕べ」を開催
藤田観光は、11月1日~30日、運営する椿山荘、フォーシーズンズホテル椿山荘 東京、箱根ホテル小涌園、大阪太閤園、京都国際ホテルの5施設にて、「神々の国しまね 地産品めぐり」を開催する。
また、これに先駆け10月31日、椿山荘にて島根の伝統芸能「石見神楽と食を愉しむ夕べ」を開催する。
森鷗外生誕150周年記念。鷗外の故郷、島根県の魅力が集結
同社は、2008年より全国に広がる事業拠点のネットワークを活かし、地元の名産品を紹介するイベント「ふるさと発展のお手伝い」を実施。今回は、11月1日、文京区に記念館が開館する森鷗外の生誕150周年を記念し、彼の出身地である島根県の魅力を紹介する。
開催地のひとつ椿山荘は、もともとは明治の元勲山縣有朊公の別邸であり、島根県出身の森鷗外も山縣公の意向を受けて歌会常盤会の幹事となり、たびたび訪れたという言い伝えがあるゆかりの地。
その椿山荘をはじめ5施設にて、「大和しじみ」や旬の鮮魚、美味しまね認証を受けた「まつなが和牛」など、 穴道湖や清流高津川、中国山地の恵みを受けた島根の、豊かな自然環境が育んだ食材を使った料理を提供する。
島根の豊かな自然が育んだ食材を使った料理を提供する(写真はイメージ)
伝統芸能「石見神楽」を間近で鑑賞
10月31日には「石見神楽と食を愉しむ夕べ」を椿山荘にて開催。世界遺産の石見銀山は同社の前身「藤田組」が開発を行ったゆかりの地であり、その銀山がある島根県石見地方にて近世以前より続く、勇壮かつ華麗な伝統芸能「石見神楽」を間近で楽しむことができる。
また、11月28日には、森鷗外記念会館から東京大学本郷キャンパスまでを散策する「秋の特別講座」も開催。森鷗外記念会事務局長・常任理事を務める倉本幸弘氏による講演や、文豪の街文京区を椿山荘ならではの視点で案内する。
「神々の国しまね 地産品めぐり」ほか、各イベントの詳細は同社ホームページまで。
鉄道とIT (1) モニター装置と制御伝送化
自動車や飛行機と比べると「ハイテク化・IT化」との縁が薄いとみなされていそうな鉄道界ではあるが、実際にはそういうことはない。表からは見えないところで、最新の情報通信関連技術が広範に活用されている。そのような事例のいくつかを取り上げながら、鉄道とITの関係を見てみようというのが、本連載の趣旨である。
最初は、最も目につきやすい “商品” である、鉄道車両に関する情報化の話から取り上げてみよう。
新幹線200系とモニター装置
現在は上越新幹線で少数が残存しているだけとなった200系新幹線電車だが、現在につながる鉄道車両の情報化という観点からすると、エポックメーキングな車両であることは、意外と気付かれていないかもしれない。実は、文字表示が可能な「モニター装置」が運転台に設置された最初の車両が、この200系なのである。
初めて文字表示式のモニター装置が設置された200系新幹線電車
200系の運転台には、速度計・圧力計・電流計などの運転関連計器とともに、文字表示が可能なプラズマディスプレイを設置している。そして、走行に使用するモーターを制御するための機器をはじめとする各種機器について、動作状況の表示や不具合が発生した際の停止、あるいは切り離しといった操作を運転台から行えるようになっている。
それまでこのような作業は、問題が発生した車両のところまで出向いて行うか、あるいは車両基地に入庫した後でなければ行えなかったのだが、運転台で状況の把握と対処が可能になった。これは画期的なことだったのだ。
200系より前にも、運転台で機器の動作状況を確認できるようにしていた車両はいくつかあったのだが、それはランプのオン/オフ表示程度の簡易的なものだった。その点、英数カタカナだけとはいえ、文字表示が可能になった200系はひとつのエポックだったといえる。
その後、このモニター装置は着実に進化するとともに機能を拡大して現在に至っている。リアルタイムの状況表示・対処だけでなく、動作状況を記録して後から読み出せるようにすることで、検修担当者の仕事も楽になった。不具合が発生した車両が入庫してきたら、不具合発生時の走行状況や機器の動作状況を読み出すことで、原因究明や対処の一助とするわけだ。画面は多様な表示が可能なブラウン管を経て、タッチスクリーン式の液晶ディスプレイが現在の主流となっている。
また、運転士だけでなく車掌に対しても、さまざまな機能を提供するようになった。例えば、車両ごとにドアの開閉状況を個別のドアごとに表示したり(片側4扉の10両編成なら40カ所もの扉があるのだから、個別に開閉状況が分かるというのは画期的である)、乗車率や車内の温度を表示したり、といった機能がある。
車両ごとの乗車率は意外とバラつきが生じるものだから、混雑率に合わせて最適な空調の温度設定を行えるというのは便利だ。ちなみに、乗車率を調べるのにいちいち人数を数えるのは非現実的だから、台車と車体の間にある空気バネの内圧を参考にしているものと推察される。
配線の増大に対する答えは制御伝送化
ところが、もともと存在するさまざまな機器に、さらにモニター装置が加わったことで、ひとつ問題が生じた。それが「配線」である。配線といっても線路の配線のことではなくて、いわゆる電線だ。
もともと、制御装置やブレーキ装置を制御するための配線、車内放送のための配線、空調機器や車内情報表示装置などの接客設備を制御するための配線……といった具合に、車両の中、あるいは編成を貫通する形で設置されている配線がたくさんある。
それらは車両と車両の間でケーブルを接続する必要があるため、連結・解放の際には手作業で接続・解放を行う必要がある(ちなみに、これを「コネクタ」ではなく「ジャンパ連結器」と呼ぶ)。この方法では、車両の向きが変わった際にジャンパ連結器の位置が合わなくて接続が不可能になる……なんていうこともあるので、ジャンパ連結器を左右両方に設置したり、車両の方向転換を制限したり、といった対処が必要になる。
手作業で複数のケーブルを接続・解放するのでは迅速な連結・解放ができないため、連結器と一緒に電気配線の接続・解放を行えるようにした、いわゆる電気連結器というものもあるが、それで完全に問題を解決できるわけではない。機能が増えたため配線を増設する必要があり、電気連結機のピン数が足りなくなることもあるからだ。結果として、電気連結器を二段積みにしている車両がいくつも出現している。
しかも、連結器の問題だけでなく、個々の車両の中でも問題はある。配線が増えれば重量が増えるし、製造・検修の際の手間も増えるからだ。
この問題を解決するのが、いわゆる「制御伝送化」である。機能別に専用の配線を別々に引き通す代わりに、編成全体を貫通する制御伝送線を引き通して、制御装置の指令もブレーキの指令も車内放送も車内情報表示装置も、そしてモニター装置のデータや指令の伝送も、すべて制御伝送線を介してやり取りしようというものだ。
いってみれば、個別の用途ごとに専用の回線を設置する代わりに汎用(はんよう)のデータバスを設けるようなもので、考え方としては、電話もLANもIPネットワークに統一して同じネットワークに載せてしまう、ユニファイド・ネットワークと似ていなくもない。
制御伝送化を導入して合理化・シンプル化を図ったE231系
ただし、鉄道車両は複数のハコを連結して走行するものだから、もしも事故などのトラブルが原因で連結が切れた際には、安全側に機能するように配慮しなければならない。また、すべての機能を制御伝送化するということは、それだけ重要性が高まるということだから、冗長性を持たせるために、ネットワークのトポロジーに配慮する必要もある。そのため、単に1本の回線を引き通すのではなく、ラダー型の配線を取っている事例がある。
制御伝送化のメリットは、単に配線のシンプル化や軽量化にとどまらない。新しい機能を追加する際に、そのための配線を増設しなくても、新しい機器を制御伝送系に接続すれば済むと考えられる。こうすることで、機器を追加する際の手間を最低限に抑えることができるし、機器の追加に伴う重量増も最低限にできる。
また、追加した機器と既存の機器を連接して相互にデータや指令をやり取りする必要が生じても、同じネットワークに載っているものだから、別々の配線を使用する場合よりも相対的に実現しやすくなると考えられる。
グラスコックピット化も進んでいる
飛行機の世界ではボーイング767あたりを皮切りとして、機械式計器の代わりにCRTディスプレイ、あるいは液晶ディスプレイを用いる、いわゆるグラスコックピットが一般的になった。その究極の姿が、計器盤いっぱいに大形のタッチスクリーン式液晶ディスプレイを設けたF-35ライトニングII戦闘機ということになるのだが、鉄道車両界でも近年、このグラスコックピット化が進んできている。
例えば、JR東日本のE233系を見てみると、運転台の計器盤には3面のタッチスクリーン式ディスプレイが設けられており、速度計・圧力計・電流計といった運転関連機器も、モニター装置も、車掌向けの情報表示・設定機能も、みんなこれらのディスプレイで扱うようになっている。
機械式計器と違い、「何を表示してどのような機能を提供するのか」はソフトウェアの設定次第だから、同じディスプレイでさまざまな機能を兼ねることができるし、それぞれの用途や状況に合わせて必要な情報だけを表示することもできる。だから、同じディスプレイが先頭車(つまり運転士用)と最後尾車(つまり車掌用)とで異なる機能を受け持つぐらいは朝飯前だ。もちろん、新しい機能を追加する際の作業も、機械式計器より容易である。
実車に乗車する機会があったら、窓越しに観察してみると面白いかもしれない。実際、ある航空専門誌の編集長氏と一緒にE233系に乗車した際に、「この電車ってグラスコックピットなんですよ」といって、先頭車まで連れていって見せたところ、大いに関心を持ってくれた経験がある。
執筆者紹介井上孝司
IT分野から鉄道・航空といった各種交通機関や軍事分野に進出して著述活動を展開中のテクニカルライター。マイクロソフト株式会社を経て1999年春に独立。「戦うコンピュータ2011」(潮書房光人社)のように情報通信技術を切口にする展開に加えて、さまざまな分野の記事を手掛ける。マイナビニュースに加えて「軍事研究」「丸」「Jwings」「エアワールド」「新幹線EX」などに寄稿しているほか、最新刊「現代ミリタリー・ロジスティクス入門」(潮書房光人社)がある。
岩手県久慈市で、山ぶどうの魅力を伝える「全国山ぶどうサミット」を開催
全国から山ぶどう関係者が集う「全国山ぶどうサミット」
山ぶどう博覧会実行委員会は11月9日、岩手県久慈市で、有名ソムリエの田崎真也氏を招き「全国山ぶどうサミット」を開催する。
震災復興の祈りを込めた山ぶどう「輝房(きぼう)」
同イベントは、9月下旬から11月上旬まで開催中の「山ぶどう博覧会」の一環として行われるもの。博覧会は、東日本大震災で大きな被害を受けた岩手県沿岸部の野田村と久慈市をメイン会場として、岩手県が国内生産第1位を誇る山ぶどう「輝房(きぼう)」の魅力を伝えるために開催されている。
山ぶどう関係者が一堂に会する全国サミット
11月9日開催の「全国山ぶどうサミット」は、県内の山ぶどう生産者はもちろん、全国から加工業者やレストランシェフなど関係者が集い、パネルディスカッションや全国の山ぶどうワイン・料理を供する交流会。当日は有名ソムリエの田崎真也氏の講演会も行われる。
「日本における地産地消のあり方」と題した田崎真也氏の講演は、14時~17時、会場は、岩手県久慈市文化会館アンバーホール(岩手県久慈市川崎町17-1)で、定員300名。参加費は無料。
交流会は、17時30分~19時、ロイヤルパークカワサキ(岩手県久慈市長内町27-27-1)にて。参加費は4,000円で、定員は200名。イベントの詳細は、公式ホームページまで。
宮崎県の青島ビーチをライトアップする「渚のプレミアムキャンドルナイト」
幻想的な光で包む「渚のプレミアムキャンドルナイト」
宮崎県宮崎市の「青島再勢プロジェクト」は、11月3日(土)、同市青島の参道商店街から青島神社前まで幻想的な光で包む「渚のプレミアムキャンドルナイト」を開催する。当日は18時00分から20時30分まで、夜のビーチが、ヤシの木が、鳥居が、カラフルにライトアップされる予定だ。
青島の参道商店街から青島神社前までカラフルな光の散歩道
会場となるのは県立青島亜熱帯植物園前から青島神社前までの県道沿い。沿道をキャンドルとLEDライトで照らし、青島ビーチを光で彩り、さらに青島神社鳥居はライトアップで神秘的な演出する。
当日は、先着100名にキャンドルやイルミネーションの光がハートに浮かび上がる不思議なめがね「ホロスペックメガネ」をプレゼント。幻想的な世界が楽しめる。
交通アクセスはJR青島駅から徒歩5分。自動車利用は宮崎市内から約20分。駐車場は青島神社儀式殿にある。なお、当日の天候等により、内容が異なる場合がある。
熊本県、山あいの紅葉と平家伝説の地「五家荘」で紅葉祭開催!
五家荘 藁ぶき屋根の古民家と紅葉
熊本県八代市泉町の五家荘の「せんだん轟の滝」など紅葉スポット周辺で「五家荘紅葉祭」が開催される。開催日時は10月25日(木)~11月20日(火)まで。
イベントでは、10月28日(日)に平家の里能舞台で行われる琵琶の弾き語りと地元の「樅木神楽」等が披露される。また、11月4日(日)には、緒方家庭園で久連子古代踊り保存会による国選択重要無形文化財の「久連子古代踊り」や、秀岳館高等学校雅太鼓部による「和太鼓」が演奏される。平家の落人伝説が残る五家荘ならではの催しだ。
さらに11月11日(日)には菅原道真ゆかりの左座家で東阿部流の煎茶が味わえる「左座家茶会」が行われる。左座家の庭園では地元の農産品等の販売も予定している。
周辺の紅葉スポットには、落差70mの「せんだん轟の滝」や、現在は地元の杉や栗の木を利用した「樅木の吊橋」、高さ55mの「梅の木轟公園吊橋」などがある。
「ふれあいセンターいずみ」では特産品ショップや野菜の採りたて市、レストランがあり、地元の新鮮な食材を使ったメニューを味わう事ができる。
イベント詳細は五家荘ねっとで確認を。