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「選挙カー」はネットで圧倒的な不人気 高齢者は「よう仕事しとる」と好評価

 「選挙カー」はネットで圧倒的な不人気 高齢者は「よう仕事しとる」と好評価

 「選挙カー」はネットで圧倒的な不人気 高齢者は「よう仕事しとる」と好評価
 
 

 候補者の名前を大音量で連呼するだけの「選挙カー」に意味はあるのか――。キャリコネニュースが4月20日に公開した記事には大きな反響があった。配信先のBLOGOSでは49件のコメント、ニコニコニュースでは1500件近いコメントがついた。

 

 記事は、統一地方選後半戦(4月26日投票)が行われるのを受けて、ネット上で「選挙カーは迷惑」という声が出ている、というもの。選挙カーによる名前連呼は投票者に強いアピールになるというコメントもあるが、少なくともネットユーザーには明らかに強い逆効果となっているようだ。

 

 ■「その人には入れない」「公害レベル」と批判も

 

 ネットには「選挙カーで名前を聞いたら、その人には入れないようにしている」という書き込みが非常に多く見られる。

 

 「うるさい選挙カーの奴は投票しないと決めた今回の選挙」
 「選挙カーから発せられる名前をもとに投票活動することは絶対にない」
 「街の人みんなが迷惑だと思ってますよ」 「迷惑どころじゃない、公害レベル」

 

 逆に選挙公報やポスターなどで「私は選挙カーでの演説をしません」と書けば、「票が増えると思うよ」という人までいる。

 

 さらには、救急車のサイレンが鳴る中でもアピールし続ける候補者がいたと呆れる人や、「『お騒がせしてぇぇぇ申し訳ありません!!!!!!』←やかましい。そう思うなら黙れ」と憤る人もいる。このほかにも、

 

 「まぁ、あんなので票入れるのは候補者を調べもしない情弱」
 「終盤になって『助けて下さい』とかいう候補はどうかと思う」
 「時代遅れの象徴」

 

 など散々の評価で、圧倒的に不人気な行為であることが分かる。

 

 ■「連呼の解禁」は50年前の判断だった

 

 その一方で、騒音は迷惑だが「残念ながらこれぐらいしか有効な選挙活動が認められていない現行の制度に問題がある」と、候補者個人を責めるのは酷という人もいた。

 

 公職選挙法は原則として「連呼行為の禁止」を定めているが、選挙カー上は例外的に認められている。また、選挙カー上では原則として選挙運動はできないが、停止した選挙カーで演説をすることと、走行中に「連呼」することは認められている。

 

 4月21日付け朝日新聞デジタルは「選挙カー、名前連呼には理由があった」という記事を掲載。連呼の解禁が1964年のポスター掲示の規制強化と同時と紹介し、「規制と緩和。バランスをとろうとしたのでは」という総務省のコメントを掲載している。

 

 ということは「名前連呼」は50年も前から続いていることになる。…

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