平泉世界遺産ＰＲ、切手シートになったキャラ

　

　日本郵便東北支社は１０日から、岩手県平泉町の世界文化遺産をＰＲする県の公認キャラクター「ケロ平（ひら）」を使った切手シートを販売する。

　　ケロ平は２０１３年、同町の柳之御所遺跡から出土した木片のカエル戯画をモチーフに生まれた。切手には、世界遺産登録されている中尊寺や毛越寺のほか、現在、追加登録を目指している達谷窟などで撮影されたケロ平の写真が使われている。

　　６日に同町の柳之御所資料館で行われた授与式では、地元の郵便局長からケロ平に切手シートが贈られた。ケロ平は「通訳」の県職員を介し、「切手になれてうれしいケロ」とあいさつ。「平泉へ来って（切手）ケロ」と呼びかけた。

　　シートは８２円切手１０枚で１セット。税込み１２３０円。県内の全郵便局で、計２０００セットを販売する予定。