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【前向き脳の作り方】棋士・森内俊之名人に聞く“ジブン”をリセットするテクニック
●勝負どころに集中を持っていくことが大事
将棋の対局は長いもので12時間を超える。それだけの時間、集中を続ける勝負の世界に、第一線を歩み続けている名人にリセット法を聞くと意外な答えが返ってきた。「実は、相手が差し手を考えている場面では盤の前で休んでいることもあります。将棋には急所という場面があるのでそこに集中を持ってくることが大事。若い頃ならまだしも、今はさすがに体力も衰えてきたので、経験を積むことで効率的な方法を覚えました」さらに、長時間にわたる孤独な戦いを制するため、タイトル戦などでは、会場にある庭を散歩したりして休憩時間を快適に過ごすという。「黙々とやるものなので、気分転換になりますしね」また、対局中の息抜きアイテムとして、扇子、目薬のほか「おひとついかがですか?」と差し出してくれた『パインアメ』を愛用。「去年の名人戦でたまたまいただいたアメなんですが、近年にないほど会心の将棋ができたのでそれから気に入ってなめてます」
最近、ファンから「パインアメ名人」と呼ばれることもあるそうだ。ジンクスでもあるこのアメを、流れが変わる場面でなめることで自分の会心の将棋をイメージすることができるのだという。森内名人は、将棋界で一番脂が乗っているといわれる20代の頃、あまり勝てなかった。そこから名人になった経緯にはある〝気づきのリセット〟があったという。「完璧主義な性格に焦り、『自分の残り時間もあまり多くない』とひたむきに盤に向かっていた時期もありました。それでもなかなか勝てなかったのですが、落ち込む前に一歩引いて、周りのことを見るようにしたんです。そうしたらいい結果が少しずつ生まれてくるようになりました」
●棋士永世名人 森内俊之さん
1970年、神奈川県生まれ。タイトル戦登場20回、獲得合計10期を誇る人気実力ともトップの現役棋士。04年には通算600勝達成の将棋栄誉賞を受賞し、11年には通算800勝を達成。将棋栄誉敢闘賞を受賞している。
●知識と経験によって自分の考えに幅ができた
←孤独な戦いの中で時には記者室で雑談もすることもリセットになるのだとか。
いい意味で手を抜くことで気持ちに幅を持つことができたという。「将棋というものは、指せば必ずミスもします。それを次に生かしつつも、その中で合格点以上の将棋を続けていくことが大事だと気づいたんです。毎回、100点なんてことはありえないので」
ちなみに、将棋以外の勝負事も好きだという名人。…