【BUSINESS REPORT】ネット通販の「送料の有無」はどこまで購買行動に影響するのか？

　

　

　　株式会社ジャストシステムは、セルフ型アンケートサービス「Fastask（ファストアスク）」を利用して、事前の調査で「直近半年以内にネットショッピングを利用した」と回答した20代～50代の男女1000名に対し、『ネット通販に関するアンケート』を実施した。購買の後押しになる要素を、「普段使いの商品購入」「自分へのご褒美」「大切な人へのギフト」の3つのシチュエーションに分けて聞いたところ、いずれも「送料の有無」が「非常に大きな影響を与える」と回答した人が最も多いという結果になった。

　「普段使いの商品購入」では56.6％、「自分へのご褒美」では53.1％、「大切な人へのギフト」では48.5％の人がそのように答えている。また、「レビューなどの評価」は、「普段使いの商品購入」では24.5％、「自分へのご褒美」では27.7％、「大切な人へのギフト」では35.5％の人が「非常に大きな影響を与える」と回答した。

　■4割以上が、「大切な人へのギフト選び」には、「写真の豊富さ」が影響

　　商品を選ぶ際、非常に影響を受ける要素は、「普段使いの商品購入」では「サイト内での検索のしやすさ」を挙げる人が最も多いという結果になった（31.8％）。一方、「自分へのご褒美」「大切な人へのギフト」では、「商品写真の豊富さ」を挙げる人が最も多く、それぞれ33.0％、41.3％だった。

　■普段使いの商品購入で重要なのは、1位「価格」、2位「品質」、3位「納期」

　「普段使いの商品購入」時、意思決定に影響を与える要素として最も挙げる人が多かったのは「商品の価格」（64.1％）、次いで「商品の品質」（41.8％）、「商品の納期」（21.2％）となった。

　■週1回以上、ネット通販を利用する人の5人に1人は、タブレットから

　　ネット通販を「週に1回以上利用する」人がネット通販時に主に使う端末は、「タブレット」が最も多く（21.1％）、次いで「スマートフォン」（16.1％）、「PC」（8.4％）だった。

　■リアルでのショッピング頻度が高い人は、ネット通販の頻度も高い

　「週1回以上、リアルでのショッピングをする」人のうち15.6％が「週に1回以上」、12.8％が「週に1回程度」、ネット通販を利用していることが分かった。「週に1回程度、リアルでのショッピング」をする人のうちでは、ネット通販を「週に1回以上」する人は9.6％、「週に1回程度」は12.6％。…