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ゆるキャラVもくまモンに及ばず…忘れられる?
群馬県のマスコット・ぐんまちゃんの県内経済波及効果が2013、14年度の2か年で少なくとも約33億円と推計されることが30日、群馬経済研究所の調査で分かった。
ぐんまちゃんの経済効果の算出は初めて。昨年の「ゆるキャラグランプリ2014」でグランプリに輝き、新聞、テレビなどのメディアを通じた広告宣伝効果も約3倍増になるという。
ぐんまちゃんのデザイン利用者に対し、県が行った売上額のアンケートを基に算出。関連グッズなどの売り上げ増加により、県内からの原材料調達が伸びたり、消費が拡大したりする波及効果を推計した。
その結果、同研究所は、13年度に13億5400万円、14年度に19億3900万円の効果があったと推計。さらに、ぐんまちゃんがメディアで紹介されることによる広告宣伝効果について、13年度に8億3400万円、14年度に23億円に達したとした。グランプリ獲得に伴う在京テレビ局での露出増が大きな要因という。
一方、同研究所は、熊本県のPRキャラクター「くまモン」のグランプリ獲得翌年(12年)の経済波及効果が504億円(日銀熊本支店調べ)に上ったことを指摘。「くまモンと比較すると大きな開きがある」とし、今後の発展に向けて、〈1〉公共交通機関の車体や駅の看板、農産品の包装などのデザインにぐんまちゃんを積極起用する〈2〉担当部署の人員、予算を拡充する――ことなどが必要とした。
同研究所は、グランプリを獲得したゆるキャラが、翌年以降、アピールの場を減らす傾向にあることを危惧し、「優勝したものの、その地位は決して安泰とは言えない。忘れられてしまう危険性すらある」と警鐘を鳴らしている。