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ドル119円前半、FRB議長講演後も方向性出ず
[東京 30日 ロイター] – 正午のドル/円は、前週末ニューヨーク市場午後5時時点に比べ、ややドル高/円安の119円前半。市場が注目していた先週末の米連邦準備理事会(FRB)議長の講演は手掛かりにならず、朝方から方向性が出なかった。仲値まで実需筋のフローが下値を支えていたが、通過後は買いが続かず、下押しされる場面もあった。
ドル/円は午前9時前に119.33円まで上昇した後、やや上値が重くなった。パプアニューギニア沖で地震が発生したと伝わり、クロス円が下落。ドル/円の重しとなった。小高く始まった日経平均株価がマイナス圏に沈んだことも重なり、ドルはいったん119.21円まで弱含んだが、仲値にかけては輸入企業のドル買い/円売りが下値を支えた。
仲値通過後は一時119.12円まで下落したものの、下げは続かなかった。日経平均がプラス圏を回復する中、正午にかけて持ち直した。「あまり材料がないので、東京時間は119円前半で小動きとなるのではないか」(邦銀)との声が出ていた。
経済産業省が朝方発表した2月鉱工業生産指数速報は前月比3.4%低下となり、ロイターがまとめた市場予想(前月比1.8%低下)に比べて下振れしたが、相場の反応は限定的だった。
<FRB議長の講演、手掛かりにならず>
先週末はイエレンFRB議長の講演で米国の利上げ時期についてヒントが示されるか注目されていたが、「目新しいことは言っておらず、手掛かりにならなかった」(外為アナリスト)という。「おおむね6月か9月以降かで見方が分かれているが、6月を支持しているメンバーの顔を立てたいところもあるので、6月がだめでも9月には利上げしようという意向なのではないか」(同)との見方が出ていた。
イエレン議長は27日、FRBとして金融緩和の解除開始を真剣に検討しており、年内の利上げが正当化され得ると表明、インフレや賃金動向が健全なペースに復帰せずとも年内に利上げを開始する意向を示唆した。同時に、コアインフレや賃金の伸びが下振れれば、据え置きを迫られる可能性もあるとしたほか、利上げ後も金利の正常化は段階的な道のりにとどまると強調した。
一方、米商品先物取引委員会(CFTC)が先週末に発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(3月24日までの週)によると、円の売り越しは4万5905枚で、前週の4万8054枚から減少し、2012年11月以来の低水準となった。 続く…
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