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前と後ろでクルマが違う!? プジョーから斬新過ぎる「208GTi」が登場
小粋なハッチバック「206」の大ヒットで一世を風靡したプジョー。
「206」から「207」を経た現行モデルの「208」では、伝統のしなやかさにビシッとした乗り味がブレンドされた「進化した猫足」が味わえる。
そんな「208」に、目立ち度バツグンの限定車が登場する。
80年代のモータースポーツを席巻した「205GTi」の誕生から30年、そのDNAを引き継いだ「208GTi」のスペシャルモデル「プジョー 208 GTi 30th Anniversary」が登場する。
まず目を奪われるのは、斬新すぎるカラーリングだろう。「クープ・フランシュ」と呼ばれる2トーンカラー仕様は、マットブラックとソリッドレッドをボディを斜めにスパッと切ったように配し、いわゆる「ニコイチ風」の目立ち度200%のスタイルを獲得している。
他のクルマから見ると、ルームミラーに映った姿はシックなマットブラックなのに、抜き去られた後のバックショットは情熱的なソリッドレッドとなるため、プジョーだけに「猫だまし」的な驚きがあるかもしれない。ちょっと意味合いは違うけれど。
この印象的な2トーンカラーは、昨年の北京モーターショーで展示されたコンセプトカー「EXALT(エグザルト)」譲り。ボディカラーは他に「サテン・ホワイト」も選べる。
左ハンドル+6速MTのコクピットは、レッド×ブラックの正統派カラーでスポーツ心を盛り上げる。プジョー・スポールのロゴ入りバケットシートやシリアルナンバープレートなども専用で備わる。
搭載する1.6リッター直噴ターボは、ベース車から8ps/25Nm増しの最高出力208ps/最大トルク300Nmを発生。専用チューンのショックアブソーバーやトルセンLSDなどが、スポーティな走りを陰から支える。
価格はボディカラーで異なり、「クープ・フランシュ」が388万円、「サテン・ホワイト」が358万円。発売は5月1日(金)。50台限定の早い者勝ちだ。
(zlatan)
写真:プジョー・シトロエン・ジャポン