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北陸新幹線延伸開業から2週間 「プラレール」の売り上げ“加速”
東京~金沢を結ぶ北陸新幹線の延伸開業から2週間が過ぎ、使用車両をかたどった鉄道玩具「プラレール」の売り上げが、約3倍に伸びたことが分かった。製品自体は昨年4月に発売されていたが、長野以北が開業した今月14日前後からは急増。観光に、ビジネスに、期待が寄せられている新路線は、玩具業界にも経済効果をもたらしている。
北陸新幹線フィーバーは、子供たちの間にも広がっている。東京駅構内の「プラレールショップ」では、通路に面して“北陸新幹線コーナー”も登場。3歳と1歳の2男と訪れた会社員の男性(40)=川崎市=は「子供がまだ小さいから、乗せてあげられないんですけど。一緒に遊びながら、本物に乗りたいねと言ってます」と話した。
プラレールを手掛けるタカラトミーによると、北陸新幹線の主力商品「E7系北陸新幹線かがやき立体レールセット」(税別5000円)の売り上げは、ここに来て一気に右肩上がり。販売実数こそ明かさないが、14日の開業日を含む1週間で「前々週の約3倍の売り上げを記録した」という。
E7系は昨年3月から長野新幹線の東京~長野間で徐々に投入されていた。「かがやきセット」も、この1カ月後の同年4月に発売。2014年だけで、ヒットの目安と言われる10万個を突破した。延伸開業によるメディア露出の増加で、各地の大手玩具店などにも特別コーナーが設けられ、売り上げの勢いは一気に再加速。タカラトミーの担当者によると「発売から1年近くになるのに、こうした動きは異例」という。
車体の色も、ヒット玩具となる条件を満たしている。「白、青、赤は玩具業界で“チャンピオンカラー”と呼ばれ、子供に人気のある色。それが2つ入っている」と同担当者。フォルムについては「空力を突き詰めた最近の新幹線のトレンドからすると、オーソドックスともいえる形。子供たちが素直にかっこいいと思える」と分析した。
今回のフィーバーで、北陸の観光地としての魅力が発信されているのもプラレールにとってプラスという。担当者は「母親層まで巻き込んでいて、お子さんと一緒に楽しめるという点も大きい」と期待している。