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鴻海のテリー・ゴウ董事長、シャープ支援の意向
[台北/東京 20日 ロイター] – 鴻海精密工業(2317.TW: 株価, 企業情報, レポート)のテリー・ゴウ董事長は、経営再建中のシャープ(6753.T: 株価, ニュース, レポート)に対し、出資を伴う経営支援を提案する意向だ。鴻海広報がロイターの取材に明らかにした。シャープへの支援は、構造改革計画や他の支援者次第という。
鴻海は2012年3月、シャープと資本提携契約を結んだ。シャープ本体に1株550円で9.9%出資することで合意したが、その後の経営危機でシャープの株価が急落。払込期限の13年3月までに出資は実現せず、事実上破談となった。
再び鴻海が支援の意向を示していることに対し、シャープは「出資協議を再開する場合は1株550円での条件となる」(広報)としている。
20日終値のシャープ株価は238円。12年3月の契約に基づく550円でなければ受け入れない方針で、事実上、鴻海の出資提案を拒否する構え。またシャープは「現段階で、鴻海から出資協議再開の申し出はない」(同)とした。
主力取引行の支援で12年の危機を乗り切ったシャープは15年3月期に最終赤字に転落する見込みで、再び経営危機に陥っている。昨年12月末に10%程度だった自己資本比率は一段と低下する見通し。
シャープは5月の新中期経営計画に向け、リストラ策を検討している。16年3月期には国内で早期退職を3000人募るほか、海外の事業縮小や工場閉鎖で3000人の削減を行う方針。構造改革費用は2000億円超と見込んでおり、銀行に資本支援を要請した。
*内容を追加しました。
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