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<ローソン>佐川と提携 業界初、コンビニ商品を宅配
コンビニエンスストア大手のローソンは7日、佐川急便を傘下に持つSGホールディングスと業務提携し、コンビニ店舗を拠点にした宅配サービスを開始することを明らかにした。弁当などのコンビニ商品と宅配便を利用客の自宅まで一緒に届ける。コンビニ業界初の試みで、高齢者や共働き世帯の需要に応える。6月に東京都内でサービスを始め、全国展開を目指す計画だ。
ローソンが51%、SGホールディングスが49%を出資して、6月に新会社を設立する。コンビニ店舗の商品倉庫など空きスペースを活用して配送拠点を設け、新会社の配達員が届ける。対象エリアは店舗から半径約500メートル以内とする。
配達時はカタログなどを持参して、弁当や日用品などのコンビニ商品を紹介。その場で注文を受け付ける「御用聞き」も始める。買い物に出かけることが不自由な高齢者や、女性の社会進出で増加が見込まれる共働き世帯の需要を取り込みたい考えだ。
6月に約20店で開始し、2016年2月末までに都内の約100店に拡大。全国で順次始める。ローソンはこれまでコンビニ商品の宅配料について、数千円以上の注文で無料にしてきたが、佐川の荷物と一緒に届ける場合、無料にするラインを大幅に引き下げることを検討している。
ローソンは、自宅で受け取れなかった佐川の荷物を全国の店舗で渡すサービスも始める予定だ。会社の行き帰りや早朝、深夜でも受け取りやすくなる。宅配便をコンビニの店頭で渡すサービスは、既にヤマト運輸がファミリーマートやセブン−イレブンなどで実施している。
日本郵便と楽天は9日から、楽天のインターネット通販で購入した商品を郵便局のロッカーで受け取れるサービスを始める。カジュアル衣料店「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングも大和ハウス工業と提携し、即日配送の体制を整えるなど宅配サービスを巡る競争が激しくなりそうだ。【神崎修一】