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フランス国鉄、SASのビッグデータ分析を活用して乗降客の行動分析
フランス国鉄の駅管理部門Gares and Connexionsは、年間20億人の乗降客に対するサービス改善プロジェクトでSASのアナリティクス製品を採用した。
フランス国鉄(SNCF)の駅管理部門であるGares and Connexionsが、利用客のニーズに応えるための新しいプロジェクト「Project Magnolia」での分析に、SASのアナリティクス製品「Visual Analytics」「Visual Statistics」「Office Analytics」を活用する。
フランス国鉄(SNCF)最大の事業部門であるGares and Connexionsは、乗降客の流れと安全性の改善を目指して、18万平方メートルの商業スペースで売上12億ユーロ(14億米ドル)におよぶ3000以上の駅の商業開発を担当。プロジェクトの第1段階では、駅を利用してバスやコーチ(長距離バス)、タクシー、バイクシェアリングなど他の交通手段へと乗り換える年間20億人の乗降客の流れを理解することを目的としている。
プロジェクトを管理するDSI Voyageurs社は「この分析プロジェクトが、開発、プランニング、収益管理における不確実性を低減し、マーケティングや販売、駅の運営やROIにも好影響を与えてくれると期待している。予測分析はいずれ膨大な資産となるが、始めのうちは記述分析の改善に努める。多くの乗降客情報をはじめ、モバイル回線やWi-Fi接続のログ、ビデオなどの新しいデータを活用することで、サービスレベルのさらなる向上と駅のリアルタイム管理を実現させる」とコメントしている。