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ヴイストン、「VisiON 4G」「Vstone810」のサーボモーターを商品化
ヴイストンは12日、今年のロボカップ世界大会で優勝した自律型2足歩行ロボット「VisiON 4G」と「Vstone810」のサーボモーターを商品化、12月上旬より販売を開始すると発表した。同社はすでに、これらロボット本体の販売を行っているが、続いてサーボモーター単体でも発売されることになる。
「VisiON 4G」(左)と「Vstone810」(右)
「VisiON 4G」は身長445mm・体重約3.2kg、「Vstone810」は身長870mm・体重約7.5kgの2足歩行ロボット。新製品のシリアルサーボモーター「V-SERVO」シリーズは、これらのために開発されたサーボモーターをベースに改良したもので、「VS-SV410」と「VS-SV1150」の2種類が提供される。
小型ロボット向けの「VS-SV410」
こちらは大型機向けの「VS-SV1150」
どちらもコアレスモーターを採用。小型のVS-SV410は、大きさ40.5×21.0×32.9mm、重量62gとコンパクトながら、最大トルク41kg・cm、スピード0.14sec/60°という性能を実現。またmaxon motor製モーターを採用したVS-SV1150は、大きさ60×30×54.25mm・重量170gと大型になるが、115kg・cmという大トルクが特徴だ。
各サーボモーターの主な仕様
VS-SV410VS-SV1150
40.5×21.0×32.9mm60×30×54.25mm
62g170g
41kg・cm(16.8V時)115kg・cm(16.8V時)
0.14s/60°(16.8V時)0.26s/60°(16.8V時)
180°340°
10V~18V10V~18V
31500円63000円
制御方式は共通で、どちらも新開発の「LVSerial」コマンド方式を採用。63個までのバス接続が可能となっており、配線をシンプルにまとめることができるほか、サーボモーターからの各種情報(位置・電圧・温度・制御出力)のフィードバック、動作パラメータの変更にも対応。また、温度や電圧によって停止できる安全機構も備えている。
オプションとしては、PCと接続してパラメータの変更ができる「V-SERVOプログラマ」(7,770円)、VS-SV410用ブラケット(1,785円)/サーボホルダ(Aタイプ:2,100円、Bタイプ:1,365円)/反対軸ベアリング(1,575円)などが用意されている。