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村田製作所、BEMS/HEMS向け一括デジタル制御可能なLED照明用標準電源を発表
村田製作所は8月1日、BEMS/HEMS向け一括デジタル制御可能なLED照明用標準電源「MPA1937」シリーズを発表した。
新規オフィスビルなどを建築するにあたり、室内環境とエネルギー性能の最適化を図るため、タスク&アンビエント照明システムの採用が増えている。同システムでは、手元の照明(タスク:作業)と広範囲を照らす照明(アンビエント:周囲)の2種類を調整することで、作業面の明るさを十分に確保しながらベース照明の照度レベルを低く設定し、無駄なく快適な視環境を実現することができ、BEMSやHEMSに最適な照明と言われている。
タスク&アンビエント照明システムでは、通常コンセント型が多いタスク照明も一括でコントロールするために、すべての照明を無線で接続している。一方、LED照明において、無線制御による調光やON/OFFを実現するためには、LEDを駆動する電源回路が無線回路と連携動作する必要がある。そこで、無線通信モジュールと直結可能な電源モジュールを標準電源を製品化したという。
同社では、電源モジュールによるシステム制御の通信手段として、DALI方式を採用。DALI方式では、各電源モジュールに対して個別にアドレスを設定し、1台ずつの照明制御を行うことで、快適性と省エネの両立を実現できる。また、双方向通信により使用エネルギーの見える化も実現する。DALI規格はIEC国際標準規格であり、準拠することで多くのユーザーが各自で検証・使用することができる。
「MPA1937」シリーズは、DALI調光をはじめ、UART調光(同社専用無線通信モジュールで対応)、PWM調光の3タイプへの対応が可能な他、電源はAC90~267Vに対応しており、全世界で使用可能。また、PSE単体取得済みで、今後その他海外規格も取得予定という。
待機時電力は、通常の単体で使用する照明機器では、長時間照明を使用しない深夜などはAC入力OFFで消灯する。一方、BEMSなどでは多くの場合、消灯時でも無線通信のため待機状態で使用することになる。このため、多くの照明機器がある場合は相当な消費電力となる。これに対し、同製品では、待機時電力を通常の2Wから0.2W程度まで抑えることができる。
なお「MPA1937」シリーズは、定電流値に合わせて、700mAタイプの「MPA1937A」、600mAタイプの「MPA1937B」、500mAタイプ「MPA1937C」の3品種をラインアップしている。サンプル価格は20個購入時で1万400円となっている。
BEMS/HEMS向け一括デジタル制御可能なLED照明用標準電源「MPA1937」シリーズ