ADI、アナログ故障検出・保護機能付きスイッチファミリを発表

　

　Analog Devices(ADI)は11月13日、故障検出・保護機能付き、低絶対値/超フラットRonスイッチファミリ「ADG5412F/13F/12BF/13BF」4品種を発表した。

　同ファミリは、クラス最高の堅牢性と高精度という性能の組み合わせを小型パッケージで提供できるため、高精度の計測器やプロセス制御、航空用途シグナルチェーン向けに適している。また、5.5kVのHBM ESDレベルでかつ、最高±55Vの過電圧保護を実現し、パワーオン・オフ状態に関係なく、その後段側のシステム部品を保護するとともに、ホット・スワッピングやオペレータの誤使用によるダメージを防ぐ。さらに、低Ron抵抗値、低Ron値の平坦性、および低リーク電流などの先進的な性能の組み合わせは、個別の保護部品を不要にするだけでなく、信号歪みとシステムエラーバジェットを低減できる。その中でも、非常に低くて良好なRon平坦性のレベルは、システムの全高調波歪やノイズも最小化するとしている。

　なお、パッケージは16ピンTSSOPもしくは4mm角の16ピンLFCSP。価格は1000個受注時で3.96ドル。すでにサンプルおよび量産出荷を開始している。

　故障検出・保護機能付き、低絶対値/超フラットRonスイッチファミリ「ADG5412F/13F/12BF/13BF」