LSI、2.5インチHDDでプラッタあたり500GBを実現するHDD用SoCの量産を開始

　

　「TrueStore RC9700」のパッケージ外観

　LSIは、HDD市場向けに40nmプロセスを採用したリード・チャネルSoC「TrueStore RC9700」の量産出荷を開始したこと発表した。

　同製品は、低密度パリティ・チェック(LDPC)反復デコーディング・アーキテクチャと40nmプロセスを採用した同社第2世代のリード・チャネルSoCで、2010年11月にサンプル出荷を開始していた。

　ノートPC、デスクトップPC、およびエンタープライズ向けHDD市場セグメント向けに設計された製品で、LDPC反復デコーディング・テクノロジーを利用して、HDD OEMに2.5インチ・ドライブでディスク・プラッタあたり500GB、3.5インチ・ドライブでディスク・プラッタあたり1TBの高面密度に高歩留まりで対応する

　なお、同社では、同社が提供するTrueStoreプリアンプおよびシリアルPHYと組み合わせて使用することで、HDDメーカーに対して完全なデータ・パス・ソリューションが提供されることとなると説明している。