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Tabula、Spacetimeアーキテクチャに基づく3PLDのABAXシリーズを発表
米Tabulaは3月15日(現地時間)、Spacetimeアーキテクチャに基づく3-D Programmable PLD(3PLD)を実装したABAXファミリを正式に発表した。
Spacetimeアーキテクチャは時間軸を3つ目の次元とする構造で、Fold 0~Fold 7までの8つのレイヤを短期間で切り替えながら並行して動作させるという、一種の動的再構成(Reconfigurable)構造をとるPLD。40nmプロセス世代の従来のハイエンドFPGAと比較した場合、2.5倍のロジック密度、2倍のメモリ密度、2.9倍のメモリポート数、3.7倍の演算速度が実現できる、というのが同社の主張である。
ABAXシリーズのパッケージ外観
従来FPGAとABAXシリーズの違い
ABAXシリーズはTSMCの40nmプロセスで製造され、920の汎用パラレルI/Oピンと、48の6.5Gbpsシリアルトランシーバを含む多数のI/Oポートをもつ。ABAXシリーズを用いての開発を容易にするため、デザインフローはFPGAやASICと同様に、合成やレイアウト/配線といったシーケンスを取る。加えて、ABAX向けにDDR2/DDR3メモリコントローラ、PCI Express、GbE/10GbE、Softcore CPU、sRIO、CRPI、OBSAIなどを含む多数のIPが提供される。
当初提供される製品はA1EC02/A1EC03/A1EC04/A1EC06の4製品である。
0.220.30.390.63
5.5
960
480
240
なし1280
920
48
44
ABAX A1EC04は2010年第3四半期にサンプル出荷を開始し、2010年第4四半期に量産を開始する予定である。A1EC04の2010年度の価格は、2000個の場合150ドルである。