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ひばりさん、バレエになる!世界的振付師が長男・加藤氏に直談判
国民的歌手、故美空ひばりさんの人生が、大ヒットミュージカル「Swing!」などを手掛けた世界的振付師によってバレエ公演になることが13日、分かった。「HIBARI」と題し、6月13、14日に東京・芝公園のメルパルクホールで上演される。長男で、ひばりプロダクション社長の加藤和也氏(43)は「固定概念を覆す美空ひばりの新しい世界を見てもらえる」と胸を張った。
二十七回忌を迎える6月に、ひばりさんの52年の人生がバレエになる。
舞台は幼少期、スターになっていくさまなどを4部構成で表現。ひばりさんの写真を使った特別映像を5つのスクリーンで映し出し、「お祭りマンボ」など約10曲に合わせて、NBAバレエ団の約50人が踊る。
演出は、世界的に大ヒットしたミュージカル「Swing!」や映画「フットルース」などの振り付けを手掛けたニューヨーク在住のリン・テイラー・コーベット氏。
来日中のリン氏は、本番に向けて練習する団員を指導後、サンケイスポーツの取材に「バレエを鑑賞した後、ひばりさんが今ここにいたんだ、という印象を持ってもらえるような振りつけにしました」と声を弾ませる。同席した加藤氏も「バレエと母の音楽のジャンルは離れているものと思っていましたが、素晴らしく融合していて鳥肌が立ちました」と興奮を隠せない。
製作のきっかけは昨年5月、リン氏がNBAバレエ団芸術監督の久保●(=糸へんに宏)一氏(42)に指導を依頼されて来日した際、TBS系特番「美空ひばり没後25年」を宿泊先のホテルで偶然目にした。「ひばりさんの歌声はエディット・ピアフやジュディ・ガーランドに並ぶと思った。テレビを見た瞬間から恋に落ちました」と身ぶり手ぶりを加えて説明する。
帰国後、ひばりさんのことを調べ、「第二次世界大戦後、歌で日本の家族を一つにまとめる力を持った人」と知り、「何が何でも舞台を作りたかった」と熱望。同11月に再来日し、加藤氏に直談判した。快諾を取り付けたリン氏は東京・青葉台のひばり邸の霊前と横浜市の墓前に手を合わせ、翌日には京都・太秦のひばり記念館へ足を運び、イメージを膨らませた。
リン氏は「ひばりさんをお祝いするハッピーエンドな舞台にしたい。米国の関係者も興味を持っているので、次は海外でトライしたい」と世界上演を誓った。