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<マッサン>最終回前にエリーが「まれ」土屋太鳳にエール
NHK連続テレビ小説(朝ドラ)の“バトンタッチセレモニー”が、東京・渋谷の同局で26日に行われ、28日に最終回を迎える「マッサン」からヒロイン・エリー役のシャーロット・ケイト・フォックスさんと“マッサン”こと亀山政春役の玉山鉄二さん、30日スタートの「まれ」のヒロイン・津村希役の土屋太鳳さんが出席した。半年前に「花子とアン」のヒロイン・村岡花子役の吉高由里子さんからバトンを受け取ったフォックスさんは「すごく前に感じる」と心境を明かしながら「1日、1秒を大切にしてほしい。大変なことあっても必ず乗り越えらます。なんでも私に言ってください」と土屋さんにエールを送った。
一方、玉山さんは土屋さんに「撮影はすごく大変です。僕もシャーロットも倒れました」と明かすと「頑張った自分も、ダメだった自分にもちゃんと向き合うことが大切」とアドバイス。毎朝、「マッサン」を見て「いつもパワーをもらっていた」という土屋さんは、「本当に長い撮影、お疲れさまでした」と労いの言葉をかけた。
セレモニーでは、花束とともにドラマにゆかりのある品々の交換が行われ、仲睦まじいマッサン&エリー夫妻を演じた玉山さんとフォックスさんには、土屋さんから希の故郷・石川県の伝統工芸品である輪島塗のペアカップが贈られた。
また世界一のパティシエを目指す希を演じる土屋さんには、フォックスさんと玉山さんからエリーの故郷のスコットランドにちなんだタータン柄のエプロンとマグカップが贈られた。
「マッサン」は、「日本のウイスキーの父」と呼ばれる竹鶴政孝とそのスコットランド人妻・リタをモデルにした亀山政春とエリー夫婦を、玉山さんとフォックスさんが演じている。「マッサン」とは、難しい日本語と格闘したヒロインが愛情を込めて呼んだ夫の愛称で、夢に生きる不器用な日本男児と気品あふれるスコットランド人妻という“凸凹夫婦”の人情喜劇が展開されている。
「まれ」は92作目の朝ドラで、「クロサギ」(TBS系)や「震える牛」(WOWOW)などを手がけてきた脚本家の篠崎絵里子さんによるオリジナル作。夢ばかり語る父のせいで、一度は堅実な公務員の道を選んだ津村希(まれ)が、夢を持った人々とのふれあいの中で、本当の自分の夢を思い出し、世界一のパティシエを目指すことになる……というストーリーが展開する。30日から毎週月~土曜午前8時~同15分にNHK総合ほかで放送。