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ヤンキース・田中将“新投法”で7K「一番良かった」 ツーシーム多投のワケ
ヤンキースの田中将大投手(26)は25日(日本時間26日)、フロリダ州タンパでのメッツ戦にオープン戦3度目の先発。ツーシームを多投する新投法を試しているため、初本塁打を浴びるなど5回途中まで4安打3失点だったが、7奪三振で要所を締める順調な調整ぶりだった。4月6日(同7日)の開幕投手(ブルージェイズ戦、ニューヨーク)は確定的だ。試合は2-7で敗れて負け投手となった。
一足早くフロリダで行われた「サブウエーシリーズ」。序盤から田中は最高速度の出るフォーシームの直球を投げず、打者の手元で沈むツーシームを中心に組み立てる投球をみせた。
初回先頭のラガレスには簡単に2ストライクをとったあと、3球目にいきなり真ん中のツーシームで勝負にいき、痛烈な左翼フェンス直撃の二塁打を浴びた。通常はない単調な組み立てから、ツーシームを試していることは明白だった。
いきなりのピンチ。1死後、スプリッターがワンバウンドとなり、はじいた捕手マーフィーがあわてて三塁へ悪送球して先制点を許した。
しかし、そこからはギアを上げ、4、5番を3球で三振に打ち取ると、2回も先頭打者に甘い速球を左前打されたが7番モネルを一ゴロ併殺で脱出。3回は3者凡退で、ここまで30球と省エネピッチングが光った。
ただ、次々と初球からストライクを投げ続けただけに、この後も痛打を浴びる場面もあった。
4回1死では4番メイベリーに真ん中のカーブを左越えに本塁打された。5回2死では、9番レイノルズを2球で追い込みながら、この日最速となる93マイル(150キロ)の速球を投げ込んだが、左中間へのエンタイトル二塁打を打たれた。球数が59となったところでロスチャイルド投手コーチがマウンドに歩み寄って降板。直後に救援が本塁打を許して失点は3だった。
打者18人中15人の初球にストライクを投げ、59球中47球がストライクという極端なストライク投法。4回2/3、被安打4、失点3(自責2)、四球1だった。
田中は早めに追い込んで打ち取る省エネ投法について、「この春はツーシームを去年より多く投げている。去年の夏、フォーシームを打ち込まれた反省から。フォーシームを封印したわけではないが今はツーシームに磨きをかけている」とした。
一部では右肘の故障の影響で速球の威力を失ったとの見方もあるが、ジラルディ監督は「田中はレパートリーを広げたいのだろう。ツーシームはフォーシームほど速度はないが、動きがあるので早めにアウトを取れる利点がある」と話し、これを否定した。
キャッシュマンGMは「省エネで健康なのがいい」としたが、開幕投手に関してはこの日も明言しなかった。