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米倉涼子がモラハラ離婚!? 苦労だらけのタレント結婚事情【コラムニスト・木村和久】
― 木村和久の「オヤ充のススメ」その68 ―
米倉涼子さんが、離婚に向けて協議中らしというニュースが飛び込んで来た。しかも、相手は会社社長だが一般人だ。さらに驚くのは、その一般人社長の方が、威張っていたのだからびっくり仰天だ。米倉さんがM体質なのか、そこは置いといて、ここでは女性芸能人と一般人の結婚について考察してみたい。
注目すべきは米倉さんのダンナAさんが言ったとされる、「あるもの全てに男の匂いがするから捨てろ」という発言だ。これって普通、女性がヤリチン旦那に向かって言うセリフでしょう。これを男が言うこと自体、もう余裕がないんだなって思う。Aさんは一般人だから仕方ないけどね。
例えばAさんが米倉さんと食事しながらテレビを見ていたとする。その時、米倉さんが以前付き合ってた俳優が、テレビに出てきたりするわけでしょう。俄然気まずくなるよね。分かっているんだけど、納得しえない自分がそこにいる。有名芸能人は、過去の恋愛沙汰も、全国津々浦々知れ渡っており、そういうことが日常起こりえる。
女性芸能人の結婚って、過去の浮き名、経済的な面など、いろんな面をクリアしないと長続きしない。ましてや相手が一般人なら、煌びやかな芸能生活を維持させるために、莫大なお金もかかる。だから伊東美咲みたいに、お金持ちの御曹司と結婚することが、理想の上がりとされている。Aさんの場合、最初は社長と言うから、経済的に大丈夫と思ったんでしょう。しかも米倉涼子と聞いても、全然ひるまない。この人が理想の相手だわって、勘違いするのも頷ける。
でもフタを開けたら、Aさんの方が年収は低い。じゃおとなしくしてればいいんだけど、一旦強気のやり手社長を演じたから、引っ込みがつかない。むしろ逆ギレ的に米倉さんを追い込んだんじゃないか。攻撃は最大の防御だから、強く出ているうちは、自分の弱点を指摘されないからね。
最初は恋愛だったと思うけど、最後はAさん的に見れば、米倉涼子という大スターにいろんな面で勝ちたかったんじゃないか。一方米倉さんは納得した上で、男性に負けたいというか、男の庇護のもと愛されたい欲求があったかと思う。
終わったものは仕方ない。今後米倉涼子はどう生きるべきか。今の心境を察するに、芸能界の同業者や、強気の会社社長はもう、こりごりでしょう。そうなると残された道はただひとつ。それは先輩の大女優、松阪慶子を見習いましょう。松坂慶子の旦那は、オーバーオールが良く似合う、ほのぼのした性格の良きパートナーといわれている。松たか子しかり、芸能界や漫画界で良くあるパターンだ。昔、売れすぎた女性漫画家が「もう自分より上の男はいないから、下から探すわ」って言ってたのを思い出した。
米倉涼子もそこに気づかないといけません。金持ちパチンコ屋さんの御曹司はそんなにいませんからね。そんなことを言われても、下からへいこら言ってくる男には燃えないのよと言うでしょう。でもガツンと米倉涼子をけたぐりで、転ばしてくる男はロクなものがいないのも事実。そもそも恋愛と結婚は別だから。燃えなくて結構、静かに淡々と日々の生活を楽しむ、それでいいじゃない。多分、今の精神状況なら、それが出来るし望んでいるのではないか。というわけで、米倉涼子劇場の第二幕が上がろうとしているって、まだ離婚は成立してないんだってば。
■木村和久(きむらかずひさ)■
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦