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虎打線改造で気になる副作用 「1番・鳥谷」⇔「3番・西岡」吉と出たが…
貧打に苦しんでいた阪神が、12日の広島戦(甲子園)で4-3と辛勝、連敗を6で止めた。
和田監督はこの日、こだわり続けた「1番・鳥谷」と「3番・西岡」を入れ替えたが、その効果が表れた。西岡は1回に左中間二塁打、2回にも左翼線への適時打。1点を追う8回無死一塁では、鳥谷が右翼席へ決勝の今季1号逆転2ランを放った。
本拠地初勝利を決めた指揮官は「苦しい中で、鳥谷の一発でひっくり返して、非常に大きな1勝だったと思う」と安堵の表情。14日からの中日3連戦(ナゴヤドーム)での巻き返しを誓った。
とはいえ、和田監督にとっては、開幕からアピールし続けた「今季の目玉打線」を14試合目で撤回した格好。球団首脳は「鳥谷には昨日(11日)の試合後、直接説得したようだ。当面は彼が3番を打つことになる」と話す。
昨季のチーム得点は599。うち鳥谷、ゴメス、マートンのクリーンアップが4割超の計266打点を稼いだ。それだけに「額面通り3人が働けば、昨季同様かなりの脅威になる」とセ・リーグ球団スコアラーは警戒する。だが、今回の打線改造には2つの“副作用”も伴うことになる。
一番は西岡の不調による得点力の低下だ。戦前までの5試合では打率・100と低迷。この日こそ2安打を放ったが、状態が上向かなければ、好調の鳥谷の前に走者をおけない状況となり「鳥谷の良さが半減してしまう」(同)。
春季キャンプから西岡の“異動”が続いている点も気になる。「三塁コンバートと3番はセットだったという話がある。今度は1番に動かした。打線の不調というチーム事情とはいえ、これだけ動かすなら相当なフォローが必要。それができているか。西岡のモチベーションはそのままチームの士気に直結する」(球団OB)
副作用への対応策も急務になりそうだ。 (山戸英州)