遼、５試合連続予選落ちの危機 ４オーバーの超出遅れスタート 米男子ゴルフ

　米男子ゴルフ「ホンダ・クラシック」第１日（２６日、米フロリダ州ＰＧＡナショナル＝７１４０ヤード、パー７０）

　不振の石川遼（２３）は今大会も初日から大きく出遅れた。強い風に悩まされ、２バーディー、４ボギー、１ダブルボギーの７４と不満の残るラウンド。４オーバー、１０２位で、５試合連続の予選落ちの危機となった。

　インスタートの前半はそれほど悪くなかった。１０番で第２打をグリーン奥に外してボギーが先行したが、昨年「８」を叩いた１１番では第２打を１メートルにつけてバーディー。粘りのゴルフを見せた。

　ところが、風がさらに強くなった後半に崩れた。４番はティーショットが左ラフ。第２打をグリーン右に大きく外し、アプローチにもミスが出てダブルボギー。これを取りかえそうとした５番は３パットのボギー。６番でバーディーを奪い返したが、７、８番で連続ボギーを叩いた。

　日本勢でただ１人出場した石川は４試合連続予選落ちと大苦戦。この日も微妙な距離のパットが何度もカップに蹴られるなど、上昇気流に乗れないでいる。

　「前半はいいプレーができたが、後半もったいないミスからスコアを落としてしまった。ロングパットはタッチが強めだった。アゲンストの風でイメージが難しかったが、明日はリベンジしたい」と石川。

　世界ランク１位で今季米ツアー初参戦のロリー・マキロイ（２５、英国）は３オーバー、７９位と苦戦。ジム・ハーマン（米国）が５アンダーで首位。