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若虎、内野“充実”も外野は“切実” 「危機感足りないよ」の声が…
阪神が25日、沖縄・宜野座キャンプを打ち上げた。雨による影響が少なく、練習メニューはほぼ予定通り消化できたが、若手外野陣の“底上げ”に課題を残したまま、実戦モードに突入する。
オフの補強戦線での全敗で戦力の上積みがない中、今キャンプでは若手らの底上げが急務だった。この日、キャンプを総括した和田監督は「故障者が出たけど、練習メニューをほとんど消化できたので80点はあげてもいい。残り20点は開幕に向けて埋めていきたい」と振り返った。
内野陣は充実した。昨季オフ、メジャー移籍を断念して残留した鳥谷、上本と西岡の二塁競争は注目を集めたが、相乗効果が生まれていた。
「経験豊富な鳥谷が残ったことで、若手が手を抜けなくなったことは確か。鳥谷と二遊間を組む予定の上本や、キャンプ最終日にサードで初守備に就いた西岡も特守に励むなど、意識の高さが見えた。若手もそれに引っ張られた感じだね」(球団首脳)
対照的に不安を残したのは外野陣だ。レギュラーのマートン、大和、福留らは各人で調整を続けているが、若手で目立ったのは指揮官が「1軍に入れても見劣りしない」と評したドラフト3位・江越大賀外野手(21)=駒大=くらい。4年前の同1位・伊藤隼や、7年目・柴田らは実戦出場しながらアピール不足は否めない。
その理由は深刻だ。「今回のキャンプでも、コーチ陣が強制的に若手の尻をたたいてやらせることはなかった。自分のペースでやろうが、追い込もうが各人任せ。それじゃあ、レギュラーは奪えないよね。特に伊藤は、守備をかなり上達させないと2軍に落とされるくらいの覚悟を持たないと。危機感が足りないよ」(球団関係者)
新戦力が台頭してこない外野手のレギュラー陣頼みは、今季も続きそうだ。 (山戸英州)