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G野戦病院化のワケ 坂本、山口、大田、高橋由… キャンプは順調だったのに…
巨人・原辰徳監督(56)は、今春キャンプを離脱者ゼロで終え「100%に近い」と満足げだった。だが、開幕が間近に迫る中、チームにはコンディションを崩す選手が続出中だ。
16日、ジャイアンツ球場で行われた全体練習の冒頭で、指揮官は円陣を組んだナインに対し「個の力」の大切さを呼びかけた。だが仕切り直しの笛を吹いても、踊る役者が足りない。
チームを引っ張るべき新主将・坂本がこの日、右足の張りを訴え、勝利の方程式を支えてきた山口も背中の張りでそれぞれ別メニュー調整に。山口は昨年10月に左肘を治療し、リハビリから順調に実戦復帰したかに見えたが、再び予断を許さない状況だ。
4番候補もご難続きだ。11日のソフトバンク戦で左太もも肉離れで2軍落ちした大田にかわり、4番を務めている高橋由もこの日、体調不良で練習に参加せず帰路についた。遠征から帰京した13日の指名練習をベテラン勢が免除された一方で、今年から兼任する打撃コーチとして参加。「そういうポジションにいるわけだから当然のこと」と話していたが、二足のわらじは負担が大きいようだ。原監督は「いつも出ているから休ませたい」と思いやった。
2月26日に那覇市内で春季キャンプを打ち上げた際、この野戦病院と化した状況を誰が予想できただろうか。故障者続出だった昨春と一転、離脱者ゼロで完走したチームに、原監督は「昨年の教訓を生かしてくれた」。雨天によるスケジュール変更もほぼなく「非常に天候に恵まれ、時間の使い方も計画通り。こんなキャンプはなかなかない。100%に近い」とまで語っていた。
だが球団関係者は「天気が良すぎるのも考えものだ」と話す。「もともと練習日程はある程度の雨を見越して組むもの。まして今年は1日の練習時間も長くなったのに、選手たちのペースを緩める“恵みの雨”が全くなかった」という。
しかも人気球団ゆえに各地からお声がかかり、今月2日からオープン戦で寒い札幌から関西、さらに粉雪舞った長崎から福岡と11泊12日の大遠征。帰京後もまだ1日の休養もないハードスケジュールに、“晴れ男たち”も疲労困憊のはずだ。 (笹森倫)