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【レポート】復活するトヨタ「スープラ」、ハイブリッドは見送りBMW製直列6気筒を搭載か…?
トヨタが2014年の北米国際オートショーでスポーツ・コンセプト「FT-1」(写真)を発表したとき、我々はこれが「スープラ」復活につながるのではないかと想像を膨らませた。当時、トヨタはそのエンジンについて何も言及しなかったが、長いボンネットの下にはおそらくハイブリッドのパワートレインが搭載されるだろうと見られていた。その後、トヨタは業務提携を結ぶBMWと共同で次期型「Z4」にも使用される新しいスポーツカーのプラットフォームを開発しているというニュースが届き、我々の想像は確信に近づいた。だが、次期型Z4と共有するということは、ハイブリッドに限らず、昔ながらのガソリン・エンジンがそのプラットフォームには搭載できるように設計されているということを意味する。この件に関して最近、米自動車雑誌『Car and Driver』は、トヨタ側のスポーツカーにも、おそらくBMWから供給される直列6気筒ターボ・エンジンが搭載されるだろうと報じている。
では、ハイブリッドはどうなるのかというと、C&Dの記事によれば、この開発コード名「シルクロード」と呼ばれる共同開発車に「ハイブリッドが用意されるという計画は、今のところない」とのこと。C&Dはこの情報をBMW側から得たものとしているが、トヨタのデザイン・スタジオ「Calty Design Research, Inc.」のデザイナーも昨年、「ボディはスープラに倣って直列6気筒を念頭にデザインした」と米自動車情報サイト『Automotive News』に語っている。
とはいえ、ハイブリッド・モデルの噂が完全に消えたわけではない。昨年3月には、トヨタとBMWがスーパーキャパシタ技術を採用したフロントエンジンの4輪駆動モデルを開発中という噂もある。だが、これが「シルクロード」のことであるとは思いにくい。Z4の後継なら、BMWは後輪駆動に拘ると見られるからだ。
ちなみに、この新型スポーツカーは、2018年モデルとして2017年中に発表となる見込みであり、市販化される際にはFT-1より10%ほどコンパクトになるそうだ。
By Jonathon Ramsey
翻訳:日本映像翻訳アカデミー
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