アメコミ界の大御所スタン・リー、英国でTVシリーズを立ち上げ

　

　

　アメリカンコミックの第一人者として知られるクリエイター、スタン・リー。その彼が、『ダウントン・アビー』の制作会社Carnival Filmsとともに、英国のケーブル局Sky1に向けて、新作ドラマシリーズ『Lucky Man』を立ち上げることになった。The Hollywood Reporterなどが伝えた。

　

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　リー本人のアイデアをもとにストーリーが練られた本作『Lucky Man』は、彼が英国で初めて手がけるドラマ。主人公は、英ロンドンの中心部で悪名高い殺人課に所属する刑事ハリー・クレイトン。ギャンブル好きがたたって妻子に見捨てられ、犯罪組織のボスには多額の借金を負っているハリーは、謎めいた女性に古いブレスレットを渡されてから運命が好転することに。なんと、”運”を自在に操る能力を得たのだった…というストーリー。

　

　主演を務めるのは、『ザ・ミッシング～消えた少年～』や映画『ホビット』シリーズのジェームズ・ネスビット。共演は、イヴ・ベスト（『ナース・ジャッキー』）、シエンナ・ギロリー（『刑事ジョン・ルーサー』）、アマラ・カラン（『ダージリン急行』）、ダーレン・ボイド（『ワールズ・エンド　酔っぱらいが世界を救う！』）ほかが予定されている。

　

　シリーズは10話構成で、2016年に放映される予定。また、NBCユニバーサルが英国以外の海外配給を行う。

　

　本作についてリー本人は、「私にとって”運”は魅惑的な題材です。この題材に向ける私の気持ちを、ようやく世界中のみなさんと分かち合えることになりました。たくさんの創造的なプロジェクトにかかわってきた私自身、タイトル通り幸運な男であり、今回のプロジェクトでも、Sky1やCarnival Filmsとともに仕事ができるのを楽しみにしています」と述べている。

　

　スパイダーマン、X-MENなど、数々のスーパーヒーローの生みの親として知られるリーだが、本作はやや毛色の違う設定となっていることから、どのような作品に仕上がるのかが注目される。（海外ドラマNAVI）

　

　Photo：スタン・リー
　(C)Kazuki Hirata/www.HollywoodNewsWire.net

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