ブクログ、出版社向けに読書統計データ閲覧サービス「ブクログ インサイト」の提供を開始

　

　4月10日、ブクログは、出版社向けに、ブックレビューコミュニティ「ブクログ」の読書統計データを閲覧できる「ブクログ インサイト」の提供を開始した。これにより、POSでは把握できなかったユーザーの生の声をマーケティングに活用できるようになる。
　
　　ブクログは、出版社向けに、ブックレビューコミュニティ「ブクログ」ユーザーの読書統計データを閲覧できる「ブクログ インサイト」の提供を開始した。
　情報閲覧画面イメージ
　
　　「ブクログ」はPC・スマートフォン上で、書籍やCD・DVDなどの読書・視聴管理ができるブックレビューコミュニティ。現在約80万人が利用し、アイテム数6,300万超、レビュー数680万超が登録されている（2015年3月末現在）。一方、昨今の出版業界では、書店のPOS（販売時点情報管理）に蓄積された実売データの分析が進んでおり、新刊企画の立案や販売促進に活用されている。しかし、インターネット上に投稿された書籍に対する評価や読書レビュー、購入・閲覧情報といった、読者の嗜好を反映した情報の活用ツールはまだ整備されていない。
　
　　そこで「ブクログ」は、ユーザーから集まった膨大な読書データをマーケティングで活用できるよう、今回のサービスを提供するに至った。