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経営方針について明かすバイエルンCFO「我々はC・ロナウドも獲得できる」
バイエルン・ミュンヘンのヤン=クリスティアン・ドレッセン財務最高責任者(CFO)は現地時間30日のドイツ紙『キッカー』で、計画的な投資をする考えを明かしている。
近年高騰を続ける欧州トップクラブの選手の移籍金。レアル・マドリーのFWクリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドから移籍した際には9400万ユーロ(約132億円)支払われたと言われている。
ドレッセンCFOは「1億ユーロ(140億円)だろうが我々は支払うことが可能だ」と、バイエルンの近年の収入の前では問題がないことを明かしている。さらに、同CFOは選手の獲得競争に参加も可能なことを話した。
獲得競争に参加しない理由については「それは避けたい。いつか正したいと考えている」と、移籍相場を正しい方向に導きたいと考えている様子。
しかし「クラブはそういう選手をまだ欲している」と、多くのクラブが高額選手を獲得する現状を嘆き「以前より移籍金は高くなった。さらにプレミアリーグが莫大な放映権料を取得することで今後しばらくは下がることはない」と、予想。そして「将来的にバイエルンにも起こる可能性はある」と、年俸や移籍金の高騰がバイエルンにも起こる可能性を示唆している。
そのため「必要なのは選手がチームにマッチすること。我々は有効な投資をモットーにしていく」と、バイエルンのプランについて話した。
ドレッセンCFOは「テレビ放映権料、チケット収入、グッズ収入、スポンサー」と、4つの主要な収入源を挙げ、決して選手の移籍で資金を得ることはしないと明かした。
また、グッズ収入などの観点からアジアの市場拡大を考えているようだ。
健全経営をモットーとするブンデスリーガの中でさらに上を行くバイエルン。昨季の収入は約5.3億ユーロ(約740億円)となっており、今後もさらに収入が増加し、チームも強化されていくことが予想される。