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鈴木亮平が描いた“ふなっしー”が凄すぎる。「首が無い体型に困った」とブログに苦労話も。
俳優の鈴木亮平が自身のブログに、テレビ番組の企画で描いた“ふなっしー”の絵を掲載した。番組の放送中から“絵心ありすぎ”、“写実的”とツイッター上で話題になっていた作品で、収録当日の朝4時までかかったという力作である。
鈴木亮平といえば昨年、NHK連続テレビ小説『花子とアン』で共演した妻役の吉高由里子の肖像画を描いている。吉高が演じた花子の女学生姿を鉛筆で描き、彼女にプレゼントしたようだ。感激した吉高は自身のツイッター に「すごい上手な絵だよね、これ」とのコメントと共に、絵を写した画像を公開。長丁場の撮影現場で苦楽を共にした彼女に対する、労いと感謝の心が込められた素敵な贈り物である。東京外国語大学卒で英検1級、全国高校生ドイツ語スピーチコンテストで優勝するなど語学に堪能なことで知られる鈴木だが、加えて世界遺産検定1級の資格そしてプライベートでは絵も得意という多才さで、将来は俳優以外の分野でも活躍が期待できそうである。
さて3月9日放送の『世界!極限アーティストBEST20(日本テレビ系)』のスタジオ企画として“デジタルアート”を体感するため、人気ご当地キャラのふなっしーを出演者に描いてもらうことになった。4人それぞれが考えたオリジナル“ふなっしー”、イラスト風が多い中で鈴木の作品だけ、デッサン力の高さを生かしたアート色の強い作品に仕上がっていた。
彼はふなっしーの本名が「フナディウス4世」ということを知り、貴族をイメージしたのだという。黄色のズボンに水色のコートとベストでふなっしーの基本色はちゃんと押さえている。そして貴族らしく、白の襞襟(ひだえり)。この襟が実は重要なポイントになっていたのだ。
3月10日『鈴木亮平オフィシャルブログ 』 では番組で披露した完成品と、前段階の下書きを公開している。台紙には予め黄色の線で、ふなっしーのシルエットだけが描かれていたようだ。そのシルエットに鈴木は、丁寧に鉛筆で貴族の男性を描き込んでいる。手の指1本1本まで手を抜いていないのが、下書きからもよく分かる。ブログによると一番困った個所は、“ふなっしーには首が無いので、どうしたら人間らしくなるのか”。この部分に襞襟を持ってくることで、一気にデザインが決まったそうである。モデルのふなっしーのことを色々調べ、デザインが決まるまで資料を集めたのだろう。色塗りも丁寧で完成まで「収録当日の朝4時までかかった」というのもうなずける力作だ。…