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訪日中国人観光客が“爆増”、日本国内には“歓喜と憂慮”・・業界関係者は「リベンジ消費」―中国メディア
中国新聞網は10日、桜のシーズン到来で予想外の激増を見せた訪日中国人観光客による爆発的な消費に対して、日本政府や民間は歓喜と憂慮が入り混じった感情を抱いていると報じた。
上海領事館が先日、日本の国家観光局や上海駐在の日本団体と共同で立ち上げた「上海訪日促進会」には、江蘇・浙江・上海地域の日本観光市場開拓のほかに、日本のあまり有名でない地域へ中国人観光客を分散させるという狙いがある。
現在、中国からの日本旅行スケジュールは東京、京都や大阪、北海道、そして沖縄訪問がほとんど。その単調さに、憂慮の声が出ている。毎年中国人観光客の半数が関西に行き、冬になれば北海道に向かうため、受け入れ能力が限界に達しているのだ。
桜のシーズンの到来によって、ビザ申請人数、ホテルの予約、団体旅行予約の激増という、憂慮すべき状況が浮き彫りとなった。中国のある旅行業界関係者は中国人観光客の激増を「リベンジ消費」と称する。日中関係が相対的に緩和したことで、海外旅行をする中国人が目新しさを求めており、それに著しい円安が重なったとのことだ。
日本政府の統計では、昨年の訪日外国人数は前年比43%増ののべ1340万人に上ったが、証券会社のデータによればその消費額は日本のGDPのわずか0.5%に過ぎないという。このため、小売業と直接関係のない日本国内の各業界が、大量の中国人観光客の到来に不満を抱いている可能性が高いとのことだ。
「促進会」では、九州をテーマにした広告を上海の地下鉄に掲示し、中国人観光客の分散を図っている。前出の旅行業界関係者は「日本は観光資源が豊か。各地それぞれに異なる特徴があり、自由旅行にはもってこいだ。政治関係が安定すれば、日本は中国人観光客の日常的なレジャー目的地になるだろう。温泉や観光スポット、ホテルを新たに開発すれば、大量の中国人観光客を呼び込むことができる」と語る。
自由旅行が秘める潜在力は、発給されたビザ件数からも伺える。昨年上海の日本領事館が発給した個人観光ビザは26万5000件。2012年にはわずか6万8000件だった。
(編集翻訳 城山俊樹)