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広島の生存者たちが、いま心配していること
広島の原爆投下から70年近くが経過した。世界初の民間人に対する原子力攻撃の生存者たちは今、「自分たちが残していくべきもの」について、心配し始めている。
75歳の原田浩さんは、70年前、原爆による火の手から逃げている時に、自分の足が広島の狭い道路をふさいでいた命の一つにどのように触れたかをいまだに覚えている。あの日、6歳になったばかりの少女が原田さんの足をつかみ、水をくれるように頼んだ。原田さんは、少女の手の肉のひと塊が自分の足にくっついているのを見て、恐怖に後ずさりした。
■被爆者は、高齢化し人数も減少している
現在、原爆ドームでは保存へ向けた工事を行っている
原爆投下から70周年の日が近づいている今も、多くの生存者は、まだその思い出を語るのは苦痛すぎると感じている。しかし、彼らの同胞が少なくなっていくにつれて、原田さんのように残った人々は、自分たちの経験を若い世代に引き継ぐ必要性を感じ、決意をあらたにしている。
「被爆者は、どんどん高齢化します。どんどん少なくなっていきます。だけど、体験したものが語らない限り、この状況というのは、多くの人に伝わらないと思っています。ですから、このことはきちんと伝えていくことが必要だろうと思っています。この地球がある限り、戦争がある限り、核兵器の使用が検討される限り、私たちは、伝えていかざるを得ない。伝えていくことが広島の使命だと思っています」
広島の生存者は、ある者はそのあまりにも悲惨な体験から、またある者は自分や自分の子孫に対する差別をおそれ、しばしば、自分たちの子どもにさえ、自分たちの経験を語ることを自制してきた。
爆心地からわずか1.2キロ(
続きは東洋経済オンラインにて